知ることからはじめよう
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被害を
なくす
を見直す
Justice
を実現する
を守る
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日本の政府系機関や企業は、「開発」の名の下に資源確保やインフラ整備等を進めています。しかし、その「開発」により地域の生態系や住民の生活基盤・社会関係が回復できないほどに壊される事態が起きています。それを防ごうとする人々が、国家や大企業による暴力や脅迫など深刻な人権侵害に直面することもあります。
住民が自分たちの手で未来を築いていくため、自由に意思決定のできる民主的な適切なプロセスのなかで、住民のニーズに沿った決定が環境・社会・人権影響を回避・低減しながら行われる――そんな社会を目指し、現場の声をもとに国内外の大規模開発をウォッチし、政策提言を行っています。
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- 「ミャンマー人権」の活動では、民主主義や自由を求めて闘う市民へのミャンマー国軍による弾圧が続く中、ミャンマーで経済協力やビジネスを行ってきた日本政府や企業に対し、「国軍の資金源を着実に断つ」よう求める活動を行っています。
- 福島第一原発事故により被害をうけた人々に寄り添い、保養プログラム「福島ぽかぽかプロジェクト」を実施しています。
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私たちが日々当たり前のように使っているエネルギーや電力はどこから来ているのでしょうか?日本はこれまで、エネルギーの多くを石炭やガスなどの化石燃料や、ウランを使う原子力発電に頼ってきました。化石燃料を燃やせば気候変動の影響がますます深刻になります。また、原発からは、数万年以上にわたり管理が必要な核のごみが出るのに加え、スリーマイル島原発事故、チェルノブイリ原発事故、そして東電・福島第一原発事故にみるように大規模な事故のリスクがつきまといます。
しかし、今、福島第一原発事故の被害が未だに続いている中で、原発の再稼働が進められています。同時に人権や生態系を無視した再生可能エネルギーの乱開発も発生しています。
私たちは、大量の電気やエネルギーを使う社会の仕組みそのものを見直す必要があるのではないでしょうか。FoE Japanは、こうした考えにもとづき、人々の暮らしや生物多様性保全を重視する、民主的で持続可能な新たなエネルギー社会を目指して活動しています。
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- 再生可能エネルギーと呼ばれるものの中にも、森林破壊などを伴い、環境負荷の大きいエネルギーがあります。「バイオマス」の活動では特に輸入バイオマスの問題に着目して政策提言を行っています。
- 「気候変動」への影響の視点から、エネルギー政策の転換について提言を行っています。
- 「パワーシフト」キャンペーンでは、環境にやさしい再エネを目指す電力会社を選ぶことにより、一人一人が取り組むことのできる「パワーシフト」を提案しています。
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“Climate Justice(気候正義)”という言葉をご存じでしょうか?
気候変動問題は、すでに「気候危機」といわれる状況になっています。先進国が気候変動の原因となる温室効果ガスを多く出してきた一方、より深刻な被害を受けているのは途上国であるという実態があります。また、原因となっている大量生産・大量消費・大量廃棄の社会のしくみは、人種差別やさまざまな社会の不平等のうえに成り立っています。そこで、気候危機の解決と社会の平等の実現を同時に目指そうという考え方が、 “Climate Justice”です。
FoE Japanでは、Climate Justiceを実現するため、世界の仲間とともに国際的な政策を話し合う国際会議の場に参加したり、気候変動を加速させるような事業に反対の声をあげる地域の人々とともに活動したりしています。
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- 「気候変動」の実態を調査し、広く伝えることで、より多くの市民が関心をもって行動に移してもらえるよう訴えています。また、日本政府や企業、国際社会に向けて”Climate Justice”を求める政策提言を行っています。
- 「開発と人権」の活動では、様々な不平等を生み出す社会の仕組みについて、関係機関へ政策提言を行い、改善を求めています。
- インドネシアの「コミュニティ適応プロジェクト」では、すでに気候変動の影響を受けている村で、被害の実態調査と適応のためのコミュニティ支援を行っています。
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生物多様性とは、様々な生きものが、相互に関係しながら、多様な生態系を形成している状態のこと。地球上では人類が登場するはるか前から、環境の変化に合わせて進化した数千万種とも言われる生物の営みが続けられてきました。
専門家グループの最近のレポートによれば、およそ100万種がこれから数十年のうちに絶滅する恐れがあるのです。その最大の要因が開発や乱獲などの人間活動による生態系の破壊です。森、川、海などの豊かな生態系サービスが失われ、災害やパンデミックを引き起こし、気候変動の原因にもなっています。危機の連鎖に歯止めをかけることが必要です。FoE Japanは、大規模な開発や日本市場のために伐採される国内外の森林問題等に焦点をあてた調査を行い、生物多様性の破壊がこれ以上進行しないよう、政府や企業などに提言を行っています。
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- 「森林」の活動では、違法伐採材の流通をなくし、より持続可能な木材利用を推進するため、国内外の森林の現状を調査し、政策を変えるための提言や企業への働きかけを行っています。
- 「南極保全」プロジェクトでは、南極海の生物多様性保全のための海洋保護区の設置などを求めて、提言活動を行っています。
- 生物多様性を保全・回復する活動として、「里山再生プロジェクト」や「海岸林再生プロジェクト」を行っています。