プロジェクト

イリハンLNG

地球上、最も生物多様性豊かな海洋生息環境の一つとして知られるフィリピンのヴェルデ島海峡(The Verde Island Passage: VIP)――いま、その海洋生態系が、一連のガス開発事業の計画によって甚大な被害を受けるとともに、その周辺で小規模漁業や観光業を生業としてきた住民の生活もより苦しくなるのではないかと、事業に対する強い反対の声が現地で上げられています。

そうした計画の中には、日本の国際協力銀行(JBIC。日本政府100%出資)と大阪ガスが共同出資している企業が推進する「イリハンLNG輸入ターミナル事業」も含まれています。ルソン島の電力安定供給のため、ターミナルに隣接する既存及び新規のガス発電所への液化天然ガス(LNG)供給が目的とされています。しかし、VIPの海洋環境への影響、住民の生計手段への影響、開発プロセスにおける適切な住民参加の欠如、化石燃料の利用による気候変動への影響など、多くの懸念の声を軽視したまま事業を進めてよいのでしょうか。

 

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