ダチンノール村
活動記録
2009/12 経過レポート
2期地区では今年もポプラ以外の樹種をたくさん植えました。1期地区を拡張する形で植樹を始めて6年目。大きな林ができ、草も増えました。ポプラに比べて成長は遅いですが、マツやニンキョウもだいぶ目立つようになりました。
この村にはまとまった林はまったくなく、いまや2期地区の林がこの村最大の林となっています。
去年植えたモミジやどんぐり(蒙古クヌギ)、アカシア、それに種まきニンキョウの芽も、しっかり根を張っています。
秋、農繁期のためで管理不足で柵が壊れていましたが、収穫が終わった11月に補修され、ひと安心です。
来年に向けた相談、準備も始まっています。来年春、2期地区をさらに西に拡張し、3期地区の緑化をスタートします。1、2期地区のように緑を取り戻したいです。
2009/8 23次隊 植樹活動
8月26日、23次隊の活動はダチンノール村からスタートしました。
午前中は地元ウルスンの小学生35人も参加し、緑化隊と3~4人1組で植樹作業。身振り手振りに簡単なモンゴル語も交えたコミュニケーションで、すぐにチームワークもよくなり、和気あいあいとした活動でした。
いちばん大変な水運びにも走り回る元気いっぱいの子どもたち。そんなチームメイトに励まされ、緑化隊もがんばりました。
この日、2期地区にマツ・ニレそれぞれ201本を植えました。作業の合間には2期地区・1期地区の緑化の経過も見学しました。
2009/8 22次隊 植樹・種まき
8月17日、まずは植樹作業から。2人組になってマツ・アカシア・ニレ・カエデの苗木植え。最近導入した3本1穴に(アカシア・ニレ・カエデ)、もしくは正三角形の頂点の位置に3本植える(マツ)という方法を今回も採り、肥料とともに植えました。
午後は、地元の小学生と合同植林です。元気いっぱいの子どもたちのパワーは絶大。水汲みや苗木運びといった体力仕事を積極的にやってくれたため、緑化隊の大人たちは感謝感謝。緑化隊の皆も元気を貰い、身振り手振りでコミュニケーションを取りながらの笑顔の絶えない時間となりました。
植林のあとは、防風垣作り。苗木1本につき12本ずつ、まわりを円形に囲む形で枝を差しました。少しでも真冬の冷たく厳しい風が当たらないようにするためのものです。木を植えるだけでなく、そのあとのことも考えたケアが大切になってきます。
18日は、ニンキョウの種を混ぜた泥団子を作りました。土をこねて団子を作る作業は、子どもの頃を思い出させるどこか懐かしい気持ちになるものでした。泥団子は列になるように土中へ埋め、発芽を待ちます。
2009/5 21次隊 植樹・枝打ち・緑化地見学
5月1・2日の1日半、活動しました。はじめは2期地区西柵付近(柵の向こう側は手つかずの砂地)で、黄柳の枝挿し。柵沿いから列に、60-70cm程の枝を3本ずつ直挿ししていきました。
次にその周辺に、マツ・クヌギ・アカシア各104本を植樹。ウルスンの小学生19人も参加し、雨の中でもがんばりました。
もうひとつ、今回初めて「枝打ち」作業をしました。1期地区に9年前に植えて大きくなったポプラ。枝をノコギリで落とし、幹を太らせ成長を促そうというものです。
作業の合間には、1期地区・2期地区の緑化の経過を、開始当時の写真と対比させて見学しました。
2009/4 苗木支援 ~村全体を緑に~
ダチンノール村では、これまで活動地の緑化を進めてきましたが、活動地を除いた村全体で見ると、家々のまわりに少しの防風林があるだけで、村には大きな木や林がありません。
周辺の村に比べても、ダチンノール村は圧倒的に緑が少ないと感じていました。そこで、村全体の緑化もしていこうと村に提案し、この春、27戸にポプラの苗木を支援しました。4月の間に、住民がそれぞれ、畑のまわりや放牧地に植えました。村のあちこちに防風林ができ、緑がぐっと増えるといいなと思います。