砂漠化を知ろう
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ダチンノール村
活動記録
2003 活動地拡張を決める
埋もれた西柵沿いのポプラ 砂丘の連なる西側地区 |
住民の移住は、春前にはひと段落していました。残った住民の間に緑化意欲が強まり、緑化地西側へ活動を拡張したいという希望が出ました。
緑化地の西側には、大きな砂丘がいくつもある砂漠化地が広がり、そのため緑化地西柵沿いでは強風と流砂によって、柵は倒れ苗木も育たない状況でした。
西側の砂の流動を防ぐには、西側への緑化拡張がまさに効果的だと考え、住民と話し合って緑化地拡張の準備を始めました。
7月に拡張地域を決定し、さっそく8月には柵を設置。9月に5次隊がポケナビ測量を実施しました。砂丘の流動を抑えるため、翌年から植樹と草方格づくりを始めることを決めました。
これまでの緑化地と拡張地をそれぞれ1期地区・2期地区とよぶことにしました。
農作物づくりが始まる
一面草に覆われた活動地 白い花を咲かせたソバの畑 トウモロコシ畑で刈り取り |
1期地区では、春の植樹が行なわれました。住民60~70人で1週間ほどの作業。今回は、個人別に担当場所を決め責任を持ってやったそうです。ポプラ、ニレを主体に植えました。
平地では草が順調に増加、草の種類も多くなりました。砂丘の高い部分にも草が覆うようになりました。
一部では、住民が畑に利用できるようになり、ソバ・トウモロコシ・アワなどの作物や、ビニール水稲という方法で、お米づくりも始まりました。
この年は、SARSのため春の緑化隊を中止しましたが、9月に5次隊を募り現地での活動ができました。
村では農作業の収穫の時期だったので、緑化活動のほか、トウモロコシの刈り取りをいっしょに手伝いました。