砂漠化を知ろう
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ダチンノール村
活動記録
2002 引き続き、苗木の植樹活動
砂丘はまだ緑が根づかない 砂漠に最初に自生する草 作業のあと。4次隊と子どもたち |
開始時の緑が全く見られない砂地に、2年目の春はかなりたくさんの草が覆っていました。しかし地形条件により違いもあります。
低地では苗木が活着し、回復が見られますが、砂丘状の場所では広い範囲で苗木は枯れ死、あるいは強風のため跡形もなく飛んでしまっていました。 砂丘状部分の回復には樹種・植樹法の研究が必要です。
4月以降、苗木の植樹活動を引き続き行ないました。4月は住民が4,000本のポプラを植え、続いて緑化隊との共同作業で、3次隊が300本、4次隊が680本の苗木(ポプラ・ニレ・アカシア・ニンキョウ・マツ)を植えました。
4次隊は、これまで最多の22名が参加。夏の青空の下、村の住民や地元の子どもたちといっしょに、緑化活動に汗を流しました。
押し寄せる砂、移住する人々
村ではこの年、大きな変化がありました。住民の移住です。
砂丘の流動によって畑や放牧地、家が砂に埋もれてしまうため、60戸あった家庭が38戸に減少。22戸が生態難民として都会近く、砂漠化が
それほど進んでいない地域へ移住しました。
活動地では順調に緑が回復していましたが、周囲の砂漠化は進み、住民の生活を脅かしていたのです。