砂漠化を知ろう
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ダチンノール村
活動記録
2001 緑化活動はじまる
地元小学生との共同作業 砂嵐の中での植樹活動 |
村の一画、55haを活動地に決定し、4月、住民の緑化活動が始まりました。
まず対象地を柵で囲い、井戸を2つ設置。柵沿いに防風林となるポプラを、内部にはポプラ・ニレ・アカシア・マツ・黄柳などの苗木を植えていきました。
4月下旬には、初めての緑化隊が現地を訪れ、地元の小学生といっしょに植樹活動を行いました。滞在中、ものすごい砂嵐の日があり、ゴーグルとタオルで顔じゅう覆わなければいられない状況の中での活動もありました。
さらさらの砂地がどこまでも広がる――そんな光景を前に、植えた苗木が育つのか、緑の大地への回復はできるのだろうか、と不安になりました。
自然の回復力を実感
↓ 柵沿いポプラ 春と夏の変化 |
同じ年の8月、緑化活動の効果は目に見えて表れました。
柵沿いのポプラは緑の葉をつけ、植えたポプラの辺り一面に、草が自生するようになりました。
苗木を植えたことにより砂が流れなくなり、さらに、苗木の生育によって土の保水力が向上したため、緑の回復軌道が動き始めたのです。
自然の回復力に驚きました。緑化活動は、私たちの力で自然を変えるのではなく、大きな自然の回復力を引き出すことなのだと実感しました。