問題と視点
日本の気候変動政策
省エネプロジェクト
地域別影響
熱帯アジア
「従来の農法に依存している地方の低所得者層は最も影響を受けやすい。」―IPCC-
この地域は南アジア、東南アジアを指します。気温の上昇、降雨量の変化、ヒマラヤの氷河の溶解と短期的な洪水の発生が予想されます。また、乾季には川の水量が低下することにより水不足が起こることも懸念されます。
農作物の収穫高は大きく現象すると思われます。昔ながらの農業システムに依存している地方の低所得者層は特に気候変動の影響を最も受けやすくなります。
バングラデシュ、ミャンマーやベトナム、タイのデルタ地帯とインドネシアやフィリピン、マレーシアの低地などの沿岸地域は特に海面上昇による高潮の影響が大きくなる恐れがあります。
マラリアやデング熱など媒介性の疫病の発生に加えて、水質の悪化に起因する伝染病の増加も予想されます。