問題と視点
日本の気候変動政策
省エネプロジェクト
地域別影響
西アジアと中東地域
「すでに多くの国々で問題となっている水不足は気候変動でさらに悪化する。」-IPCC-
この地域は、西はトルコから東はカザフスタン、南はイエメンまで含み、この地域では特に水資源への悪影響が懸念されます。すでに問題となっている水不足は悪化し、戦略物資としての水資源をめぐる国際間の緊張も高まります。
水不足と土地の劣化は食糧確保を脅かす危険性があるにもかかわらず、農作物がどのように影響を受けるのかはあまり解明されていません。現段階ではカザフスタンとパキスタンでの小麦収穫高の減少が予想されています。
健康への悪影響も心配されます。媒介性疾患、熱に被害の発生の増加も予想されます。健康対策も様々なものがありますが、経済移行国などの多くの国々では、実行への道は前途多難です。