ツアー・イベント
第25回 緑化ツアー報告
8月15日~19日、砂漠緑化ツアーを実施、25次隊10名が参加しました。
瀋陽空港から現地へ向かうバスの中、どこまでも続く畑を眺めていると、
「今年は雨が降りすぎて、畑が水浸しになって作物が育たないんです。ほら、黄色いでしょ?」
葉っぱが黄色く、背丈の低いトウモロコシがたくさん目に留まりました。
「去年は雨が少なくてだめだった。毎年同じぐらいに降ればいいのにね。」ジリムトさん(通訳)が説明してくれました。
内モンゴルの活動地域でも、今年は雨がよく降っています。今回訪れたダチンノール村とブッティルモ村、ともに今年緑化を開始した活動地には、草が驚きの回復を見せていました。
砂丘で草方格づくりに挑む ブッティルモ村で植樹活動 |
2つの活動地で緑化活動
ダチンノール村では、3期地区で植樹と草方格づくりに取り組みました。草方格とは、草を敷きこみ砂の流動を抑える緑化手法です。
砂丘の中腹にいくつか草方格をつくり、てっぺんを飛ばして凸凹をなくそうという作戦でしたが、うまくいくでしょうか?
>ダチンノール村の緑化活動
ブッティルモ村では、マツとサジーを村の人たちといっしょに植えました。サジーは24次隊が作ったポット苗です。村を歩き、半農半牧の暮らしに触れることもできました。
>ブッティルモ村の緑化活動
満天の星空に感動
ツアー中は天気に恵まれ、満天の星空を見ることもできました。
新月に近く、ペルセウス座流星群の時期、雨のあとで空気が澄んでいたなど好条件が重なりました。くっきり線が残るような流れ星に歓声を上げ、みんなで時間を忘れて眺めました。
緑の足あとを実感
今年は活動10年目。ダチンノール村1期・2期地区で、大きく育った木々や地面を覆うたくさんの植物、回復地に作られた畑など、緑化10年の歩みを見ていただきました。
1回1回は小さなアクションにみえても、大地がこれに応えて大きな変化につながることを、25次隊のみなさんに感じてもらえたと思います。
25次隊の皆さん、ご参加ありがとうございました。