COP15 (コペンハーゲン会合)
リアルCOP
国連交渉で議論される気候変動問題を、影響を受ける現場のリアルな視点で発信するFoEラテンアメリカの音声ブログを翻訳して紹介します。
12月15日
寒いだなんて、言わないで >音声・原文
~クライメート・ジャスティス(気候の公平性)へための「洪水」~
気候変動枠組条約第15回締約会議(COP15)開始以来、耐え難いほどの寒いさが続いていたコペンハーゲンに初めて太陽が顔を見せた先週の土曜日、10万人以上を動員して、パーリメント広場から国連会場のベラセンターまでの「Climate Justice Now!(気候の公平性を今!)」を掲げたデモ行進がありました。
世界中から集まった市民が「世界のシステムの変革を!」,「気候の公平性を」、「団結した人は挫折しない」などのメッセージを何カ国語もで数え切れないぐらいの回数を唱えながら、何キロも歩きました。
12月9日
「彼らは京都議定書を潰したがっている!」 >音声・原文
インタビュー:ボリビア国連大使のパブロ・ソロン
ボリビア選挙での地滑り的勝利を遂げたエヴォ・モラレス、ボリビア国連大使のパブロ・ソロン氏への独占インタビューでは、コペンハーゲンでの国連気候変動枠組交渉条約締結会議(COP15)での交渉と、ボリビアの社会運動の役割などについて尋ねました。
ソロン氏は、現在デンマークの首都コペンハーゲンで開催中のCOP交渉のボリビア政府代表団の首脳陣の一人です。ボリビアは、G77+中国(実際には136の途上国と中国)のメンバーの一員でもあります。これらの国々は、先進国への主要な対抗ブロックを構成しています。
12月8日
“自然との調和” 国連がボリビアの新提案を承認 >音声・原文
12月4日、国連総会においてボリビア共和国より提出された“自然との調和”が採択されました。
ボリビアの提案により、国連総会での議題に人類と地球のバランスを正確に分析すること、自然と調和した生活の促進に関して議論することが盛り込まれました。この決議はコペンハーゲンでCOP15が開催される直前に192カ国中62カ国の賛成により採択されました。
12月7日
残された時間はわずか、合意形成までは遠し >音声・原文
COP15市民イベント“気候フォーラム”がコペンハーゲンで開催
気候変動枠組条約(UNFCCC)第15回締約国会議(COP15)がデンマークの首都コペンハーゲンで始まりました。およそ1万人の代表者が集うと予想されています。サミットの会場は1万5千人を収容する規模のものであり、各国からの代表団に加えて、オブザーバーとして2万人が登録されています。
さらに世界中から市民団体が集う“気候フォーラム”が市民イベントとして開催され、7日からCOP15が終了する18日まで様々なイベントが予定されています。