【7/31 官邸前アクション】「現実路線」への乗り換えはまだ早い!日本政府もASEANも軍政を承認しないで
#ミャンマー軍の資金源を断て
#JapanStopODAtoTheMyanmarJunta #NoMoreBusinessWithTheMyanmarJunta
| 日時: 2026年7月31日(金)19:15~20:00 場所: 総理官邸前(最寄駅:国会議事堂前駅) ※これまでより開催時間が遅くなっています。ご注意ください。 ※少雨決行(荒天の場合中止。最終的な実施判断は当日13時ごろまでに本サイトでお知らせ予定です。) ※各自、熱中症対策の上ご参加ください。気分が悪くなった場合は、主催者にお知らせください。 ※オンライン中継も予定しています。 |
ミャンマー軍によるクーデターから5年半、そして見せかけの選挙からも半年が経ちました。
ミャンマー軍政は2025年12月から2026年1月にかけて見せかけの選挙を実施しました。そもそも、ミャンマーの2008年憲法下では、議席の25%は軍人枠です。ここに親軍政党である連邦団結発展党(USDP)の党員が圧倒的多数で加わり、連邦議会が作られました。この議会で、ミンアウンフライン前軍総司令官が、ミャンマーの「新大統領」に選出されています[1]。この「新体制」の中身は、2021年にクーデターを起こし不当にミャンマーを支配してきたものと変わらず、正当性はありません。
そして今も、ミャンマー軍による残虐行為は続いています。政治囚支援協会の調べでは、確認されただけでも7月24日までに8,200名の方が殺害され、更に未確認の死亡者も約5,100名いるとみられます[2]。ロイターなどが報道していますが、武力紛争発生地・事件データプロジェクト(ACLED)のデータで、2021年2月のクーデター以降、ミャンマーでの武力紛争による死者は累計10万人を超えたと推定されています[3]。また各種の報告から、空爆による被害が死亡原因の多くを占めていることが伺えます[4]。今も、ミャンマー軍による空爆は続いています。
日本政府は、この「新体制」を認めてはいないものの、明確に否定もしていません。私たちは、日本の26の市民団体と共に、4月27日に「【要請書】ミャンマー軍主導の新体制の非承認と同国における武力紛争解決のための具体的な支援を求めます」を日本政府に提出しました。
https://www.mekongwatch.org/PDF/rq_20260427.pdf
この要請では、
- 選挙結果に基づいて発足したと主張するミャンマーの見せかけの政府を、同国の正当な政府として承認しないと国際社会に表明すること
- ASEAN各国に対し、ミャンマーの見せかけの政府を同国の正当な政府として承認しないよう働きかけること
- ASEANの5つのコンセンサスで求められている暴力の停止を確実にするため、ASEANと協力すること
- ミャンマー軍に対し、ASEANの5つのコンセンサスを迅速かつ効果的に実施するよう強く求めること
- すべての国に対し、国連決議を遵守し、ミャンマーへの武器・弾薬・軍事装備の移転および流用を停止するよう求めること
- ミャンマーと日本の市民社会を通した人道支援を強化すること
を要請しました。
7月22日にはフィリピンのマニラで日・アセアン外相会合が開催されました。その中で茂木外務大臣が、「情勢改善のためには、暴力の即時停止、被拘束者の解放、当事者間の真摯な対話を含む政治的進展及び国民生活の向上に向けた取組が不可欠である」、「日本は、今後も「5つのコンセンサス」の実施といったASEANの取組を後押ししていく。また、ミャンマーの人々が直接裨益する形で人道支援等を継続していく」と発言されたことが公表されています[5]。私たちの要請に沿った内容であり歓迎するものの、引き続き、これらを具体化するための政策が行われるよう注目して行きます。
一方、ここに来てASEAN諸国は、ミャンマー軍政との対話の姿勢を強めています。2021年のクーデター以降、ASEANはミャンマーの軍政を公式会合から排除してきた中、見せかけの選挙後にその対応が揺れています。特に、ミャンマーと長い国境線を持つタイが、軍政への積極的な関与に転じました。7月には軍政の外相がASEANとの非公式会合に参加し、8月にはミンアウンフライン前軍総司令官がタイを公式に訪問することが各社に報じられています。ASEANも5つのコンセンサスを引き続き重視する態度ではあるものの[6]、軍政はこのコンセンサスを受け入れていません。この状況でミャンマー軍政の代表がASEANの公式会合に正式に復帰すれば、この体制の正当化に繋がってしまいます。
また、要請書でも言及していますが、日本政府はクーデター以降も、政府開発援助(ODA)による約7,396億円の円借款事業を継続中です。公的資金を主な原資とする一部の官民ファンドや公的機関も、ミャンマーで軍のビジネスに関係する事業に出資や融資を行なったままです。ミャンマーではクーデターの影響による外貨不足で、軍政は、実勢とは大きく異なる公定レートを強制するなど、為替の取引を様々に規制しています[7]。軍政がこのような規制により戦費を調達していることは、2024年以降、専門家によって指摘されています[8]。日本の円借款事業に関して、外務省が毎年発表する「国別開発協力実績」から推計すると、2021年から2024年に融資実行された額は1,752億円にも上ります。多くは円やドルで取引されるものの、現地での支払いはチャットに両替されてきたはずです。このような支払いは、軍政を利して来なかったでしょうか?
このような懸念があることや、引き続き要請の主旨を政府に伝え、かつミャンマーの人々に連帯するため、官邸前でアピールを行います。ぜひお集まりください。
*注
[1] JETRO. 「ミャンマーの新大統領に前国軍トップが選出」
https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/04/29636abeb19fedd3.html
[2] 政治囚支援協会. https://aappb.org/daily-briefing-13/
[3] ロイター. 「ASEAN外相会合にミャンマー出席、スーチー氏の「健康状態良好」」
https://jp.reuters.com/world/MF5462IWFFOMBAATT4QTN2K3NA-2026-07-13
Myanmar Japon. 「ミャンマー紛争の死者10万人突破 国際団体集計」
[4] 政治囚支援協会のマンスリー・クロノロジー等。
[5] 外務省. 日・ASEAN外相会議(2026/7/22)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/rp/pageit_000001_03091.html
[6] BERNAMA. ASEAN Stands By Five-Point Consensus, Pushes Implementation On Myanmar.
https://asean.bernama.com/news.php?id=2580047
[7]JETRO. 「ミャンマー 為替管理制度」
https://www.jetro.go.jp/world/asia/mm/trade_04.html
[8] Jared Bissinger. Myanmar’s Military Funds Its War through Forex Policy. https://fulcrum.sg/myanmars-military-funds-its-war-through-forex-policy/
DVB. A Q&A with Sean Turnell on the Myanmar military’s finances. https://english.dvb.no/a-qa-with-sean-turnell-on-the-myanmar-militarys-finances/
呼びかけ団体
メコン・ウォッチ、国際環境NGO FoE Japan、武器取引反対ネットワーク(NAJAT)、アーユス仏教国際協力ネットワーク、日本国際ボランティアセンター(JVC)、アジア太平洋資料センター(PARC)
問い合わせ先
国際環境NGO FoE Japan Email: info@foejapan.org 電話: 03-6909-5983
#ミャンマー軍の資金源を断て これまでの要請・アクション
・2021年3月4日 【要請書】日本の対ミャンマー公的資金における国軍ビジネスとの関連を早急に調査し、クーデターを起こした国軍の資金源を断つよう求めます(35団体賛同)
・2021年4月1日 【共同要請書】ミャンマー国軍を利する日本政府の経済協力事業を直ちに停止するよう求めます(19団体賛同)(4月8日更新版:10団体賛同追加)
・2021年6月1日 【共同要請書】日本政府はミャンマーに対する経済協力事業の全面的な見直しを(42団体賛同)(6月7日更新版:2団体賛同追加)
・2021年8月1日 【共同声明】 ミャンマー:クーデターから半年 日本政府は国軍の暴挙を止めるための具体的な行動を(20団体賛同)
・2021年9月15日 【要請書】イェタグン・ガス田開発プロジェクトからミャンマー国軍に資金が流れないよう早急な措置を求めます
・2021年4月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て 外務省前アクション
・2021年4月9日 #ミャンマー国軍の資金源を断て 官邸前アクション
・2021年4月13~19日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ 連続アクション報告:日本の7政府機関・12企業への要請・アピール
・2021年5月13日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ ミャンマーでの通信遮断=人権侵害をやめて!KDDI、住友商事前アクション報告
・2021年5月21日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ ストップODA!ダイ・イン @ 外務省前
・2021年6月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ 「日本政府は Act Now!」官邸前アピール
・2021年6月18日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ 人権侵害に加担しないで!ミャンマーでのガス事業 経産省・JX石油開発・三菱商事前アクション報告
・2021年7月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ 「ジェット燃料の軍事転用はない?」ENEOS前アクション /「独自のパイプ、錆びてませんか?」官邸前アピールの報告
・2021年8月2日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ クーデターから半年。ミャンマー追悼と希望の集い @官邸前 ~ 自由と未来と民主主義のために!
・2021年9月2日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ オンラインセミナー「クーデターから7ヶ月 現地情勢と日本の経済支援を振り返り、これからを考える」
・2021年10月1日(荒天により10月5日に順延) #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ クーデターから8ヶ月@官邸前アクション 新政権はただちにミャンマー経済支援の見直しを!
・2021年11月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て 官邸前アクション ミャンマー情勢を見続けて9か月 新政権は今度こそ経済支援の方針転換を!
・2022年2月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て 国軍によるクーデターから1年 日本政府に署名提出/官邸前アクション
・2022年3月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て イェタグン・ガス田開発から責任ある撤退を! 経産省・ENEOS・三菱商事前アクション
・2022年3月22日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ オンラインセミナー「日本関与のイェタグン・ガス田からの資金を問う」
・2022年4月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ミャンマー国軍が得する経済支援?まだ続けるなんて嘘でしょ ー 官邸前アクション
・2022年5月13日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ オンラインセミナー「脅かされるミャンマーの少数民族の命と暮らし 悪化する人権状況の報告」
・2022年6月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て 土地の賃料が国軍に?! 日本政府はYコンプレックス支援の即中止を ー 官邸前アクション
・2022年6月15日 #ミャンマー国軍の資金源を断て クーデターから500日 ツイッターアクション
・2022年7月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て 日本政府が秘密裏に国軍と「友好的な協議」?! 国軍への経済協力はあり得ないー 官邸前アクション
・2022年7月1日 内閣官房内閣審議官のミャンマー訪問に対する抗議と要請
・2022年8月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て 日本政府はミャンマー国軍とお友達のままですか?ー総理官邸前アクション
・2022年9月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て 人災は止められる 日本政府はイェタグン・ガス田から早期撤退と安全な閉鎖を!ー総理官邸前アクショ(雨天のため中止)
・2022年10月4日 #ミャンマー国軍の資金源を断て これって「国際協力」ですか?日本政府は実施中の対ミャンマーODAを止めて!ー 外務省前アクション
・2022年10月4日 【要請書】日本政府の対ミャンマーODAの停止を求めます
・2022年11月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ミャンマー追悼と希望の集い~日本政府はミャンマー国軍と手を切って!ー 官邸前アクション
・2022年12月5日 #ミャンマー国軍の資金源を断て 大事なことなので何度でも言います!- 日本政府は実施中の対ミャンマーODAを止めて!ー 外務省前アクション
・2022年12月5日【要請書】日本政府の対ミャンマーODAの停止を求めます
・2023年2月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て クーデターから2年 ~ 官邸前アクション「日本政府は対ミャンマー政策の再構築を!」
・2023年2月1日【共同声明】クーデターから2年 日本政府は対ミャンマー政策の再構築を
・2023年4月7日 #ミャンマー国軍の資金源を断て 日本政府はミャンマーに対する人権外交の実現を!ー官邸前アクション
・2023年6月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て 日本政府は、ミャンマー国軍の残虐な国際犯罪を止める側に立って!-外務省前アクション
・2023年8月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ミャンマー・クーデターから2年半実はASEANに丸投げ?日本の対ミャンマー政策は矛盾だらけ-官邸前アクション
・2023年10月3日 #ミャンマー国軍の資金源を断て 新外相にもお伝えします!再び、対ミャンマー政府開発援助(ODA)の停止を求めます-外務省前アクション
・2023年10月3日【要請書】改めて日本政府の対ミャンマーODAの停止を求めます
・2023年12月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ミャンマー軍を利するODAと公的資金供与事業の停止を求めます-官邸前アクション
・2023年12月1日【要請書】「ミャンマー軍を利するODAと公的資金供与事業の停止を日本政府に求めます
・2024年2月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て クーデターから3年 今こそミャンマー軍を利する日本からの資金の流れを止めるべき!ー官邸前アクション
・2024年4月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て 嘘でないなら裏がある? ミャンマー軍を利する日本の公的資金を止めて!ー官邸前アクション
・2024年5月28日 #ミャンマー国軍の資金源を断て オンライン署名「日本政府にミャンマー軍を利するODAと公的資金供与事業の停止を求めます」11,210筆提出 ー官邸前アクション
・2024年8月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て クーデターから3年半 繰り返し、日本政府にミャンマー軍を利するODAと公的資金供与事業の停止を求めますー官邸前アクション
・2024年10月1日 #ミャンマー軍の資金源を断て 国際協力70周年 ミャンマー軍を利する「協力」ではなく困難な人たちに届く援助を今すぐ! -外務省前アクション
・2024年10月4日【要請書】ミャンマーで困難な状況にある人びとに確実に届く国際協力を求めます
・2024年12月2日 #ミャンマー軍の資金源を断て 国会議員のみなさまにお知らせします ミャンマー情勢と日本のミャンマー「支援」の現在地ー議員会館前アクション
・2025年4月1日 #ミャンマー軍の資金源を断て ミャンマー軍のフェイク選挙に「NO!」を 日本政府に明確な意思表明を求めますー官邸前アクション
・2025年6月2日 #ミャンマー軍の資金源を断て ミャンマー軍を利する日本の官民ファンドの事業を止めて!日本政府は責任ある撤退と説明をー官邸前アクション
・2025年9月1日 #ミャンマー軍の資金源を断て 日本政府はミャンマー軍のもくろむインチキ選挙にNO!をー官邸前アクション
・2025年10月6日 #ミャンマー軍の資金源を断て 日本政府は軍政の見せかけの選挙実施Stopを!真の連邦制民主主義の確立に努力するミャンマーの人びとの支援を強化してくださいー外務省前アクション
・2025年12月1日 #ミャンマー軍の資金源を断て新内閣にもお伝えします ミャンマー軍の見せかけの「選挙」による非合法軍政ロンダリングにNOを!ー官邸前アクション
・2026年1月30日 #ミャンマー軍の資金源を断て クーデターから5年―新政権はミャンマー軍の偽りの民政化を認めず民主主義を守る側に立ってください!-官邸前アクション
・2026年4月2日 #ミャンマー軍の資金源を断て 空爆の続くミャンマー 日本政府は軍政の嘘で固められた「民政移管」に騙されないで!-官邸前アクション
・2026年6月2日 #ミャンマー軍の資金源を断て 日本政府・メディアのみなさんにお願いします。ミャンマー軍政を「新政府」と呼ばないでください!-官邸前アクション
