蒙古族実験中学
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学校について
生徒が育てた満斗の学校林 カンチカの町にできた新中学 |
【満斗中学校】
科左後旗西南部、カンチカと大青溝自然保護区の間にある中学校。学校の面積は90ha(=0.9k㎡)、この中に83haの学校林があります。マツ・ポプラ・柳・ニレ・楓など13種、マツは60数万株。長年、生徒たちが育ててきた立派な林です。
学校林の取り組みは地域にも知られ、自治区や市・旗から何度も表彰を受けているそうです。2003年4月には、"市級環境保護教育緑色学校"と評されました。
生徒数325名 教職員44名 寄宿生200名 (2004年4月時)
【蒙古族実験中学校】
2005年8月、満斗中学を含めた4つのモンゴル族の中学が統廃合し、科左後旗・カンチカの町に新しくできた中学校。生徒数は、1,600人。
活動計画
学校林北側に広がる荒地 苗畑 |
2003年秋、科左後旗地区の砂漠化状況と緑化活動の可能性を調査しました。自治体担当者の案内で、いくつか要望のある場所を視察しました。
そのひとつに満斗(マント)中学校がありました。学校が緑化にとても熱心なこと、そして子どもたちに緑化の意識を育てることができることから、学校という新たなパートナーとの共同活動を開始することにしました。
生徒たちが学校で経験した緑化活動を、それぞれの家や村に持ち帰って実践することで、緑化活動が地域に広がることを期待しています。
○荒地の再生
対象地: 満斗中学北部 面積94ha
期間: 2004年4月~2007年3月の3年間
学校林の北側に広がる荒地。砂漠化の影響で土地が劣化し、農民が放棄した場所です。
このまま放置すれば、すぐに緑を失い砂漠になってしまうため、苗木を植え、育てて、緑を再生します。
○苗木づくり
緑化地・周辺地域での利用、生徒への教育、苗木販売を学校の緑化資金にという目的で、2005年春に開始しました。苗畑は2ヶ所、校内に約2,500㎡、学校前の道路の反対側に約4,000㎡の苗畑があります。ポプラ・ニレ・マツ・蒙古楢をつくる計画です。
活動は、満斗中・科左後旗教育局・FoE Japanの協力体制で実施。生徒が主体となって実践します。