問題と視点
日本の気候変動政策
省エネプロジェクト
南極保全
4/29 ウェビナー「南極と南極の海をまもる」
私たちにとって、普段は遠い存在になりがちな南極。
今、南極の自然や生態系は、乱獲や気候変動の影響に脅かされています。
南極の危機と私たちの生活は無関係ではないのです。
南極を保護することの意味や、私たちにできることについて、日中韓の若者と一緒に考えてみませんか?
若者向けでですがどなたでもご参加できます。
プログラム(予定)
・イントロダクション「世界ペンギンデーによせて」...チョン・ホンソク氏(「市民環境研究会 / CIES」)
・レクチャー「南極条約体制のもとでの南極保全について」...ダンカン・キュリー氏(法律家、NGO「High Seas Alliance」アドバイザー)
・レクチャー「南極海における海洋保護区(MPAs)の創設」...クレア・クリスチャン氏(「南極・南極海連合 / ASOC」事務局長)
・グループセッション
トピック:
1. 南極はだれのもの?− 国際協力は南極を守れるか
2. 南極の海洋生物資源の合理的利用とは
3. 南極を守るために私たちのできることは?
・クロージング
開催日時 |
2021年4月29日(木) ソウル・東京時間 10:00〜12:00 北京時間 09:00〜11:00 |
主催・協力 | 共催「南極・南極海連合(ASOC)」/ 韓国「市民環境研究会(CIES)」 協力:国際環境NGO FoE Japan |
言語 | 英語(通訳あり) |
申し込み |
https://bit.ly/3dZBnzt |
参加費 |
無料 |
場所 |
オンライン会議ツールZoomを使用 |
【背景】
南極は1961年に領⼟権の凍結、軍事利⽤の禁⽌、科学観測のための国際協⼒を⽬的とする南極条約が発効し、以来、科学観測の場として利⽤されてきました。
1980年代になると、 地球環境モニタリング等の観点から南極地域の環境の重要性が注⽬される⼀⽅で、基地活動や観光利⽤の増加による環境影響も懸念されるようになり、⼈類共通の財産としての南極地域の環境を保護するための国際的取り組みの強化が必要となりました。
1991年、南極の環境の包括的保護を図るための「環境保護に関する南極条約議定書」が採択され、南極地域における活動を計画する際の環境影響評価の実施、動植物相の保存、廃棄物の処理など幅広い義務が規定されました。
その後、南極ロス海を世界最大の海洋保護区(MPA)に指定することが合意される(2016)など世界の政府や科学者、漁業関係者や市民の協力で南極環境保全が大きく前進した部分があります。しかし、議定書採択から30年を迎える現在も、まだ解決できていない問題や各国が合意できていない分野も多く存在していて、さらなる国際協力が必要とされています。