トピック

誤った気候変動対策

近年、「カーボンニュートラル」や「ネットゼロ」という言葉を目にする機会が増えました。これらは「”温室効果ガスの排出量”ー”吸収量もしくは除去量”=ゼロ(”温室効果ガスの排出量”から”吸収量もしくは除去量”を差し引いた合計をゼロにする)」を意味します。温室効果ガスの排出を減らすために根本的に必要なことは、温室効果ガスを大量に排出する石炭やガスなど「化石燃料からの脱却」ですが、化石燃料の利用を許容し継続させてしまう「カーボンニュートラル」技術が「気候変動対策」として提案・推進されています。

たとえば「CCS(大気中から炭素を回収し貯蔵する技術)」や「DAC(大気中からCO2を直接回収する技術)、燃焼時にCO2を排出しない水素やアンモニアを「ゼロエミッション燃料」、つまり「排出のない燃料」として活用するといったものです。これらの技術は、実は排出削減に繋がらないため気候変動を食い止めないだけでなく、生物多様性の損失などそのほかの環境問題をさらに悪化させてしまう恐れがあります。そのため「誤った気候変動対策(false solutions)」と呼ばれます。
 

2023.12.222024.01.29

FoE Japan COP28報告会 〜Equity(公平性)が問われたCOP〜

2023.12.152023.12.15

プレスリリース:日ASEAN特別首脳会議直前にアジア太平洋地域の市民が岸田総理に対し公開書簡の提出と同時市民アクション – 日本は脱化石燃料の「輝ける機会」を捉えるべき

2023.12.152023.12.15

インドネシア市民社会団体から日本政府に要請書提出:「インドネシアでの化石燃料の延命と環境・生活破壊は直ちに止めて―公正かつ公平なエネルギー移行に地域コミュニティと市民社会の意味ある参加を」

2023.12.152023.12.15

FoEIプレスリリース: COP28~気候資金に欠け、「誤った対策」に満ちた結果に

2023.12.152023.12.25

オンライントーク:COP28と原発-「原発発電容量3倍」のねらいとは?

2023.12.132023.12.15

見解:原発は気候危機対策を妨げる~COP28成果文書をうけて

2023.12.132023.12.13

COP28閉幕間近〜FoEインターナショナルによる記者会見〜

2023.12.052023.12.05

フィリピン・LNGターミナル:漁民らがJBICに異議申立て「違法かつ生計手段を破壊する事業者から出資の引き揚げを」

2023.12.042023.12.08

プレスリリース:COP28にて日本に化石燃料への融資をやめるよう求めるアクション

私たちが取り組む

環境問題のテーマ