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汚染水

福島第一原発のサイトで増え続ける処理汚染水。2021年4月、政府は海洋放出方針を決定しました。2年後の2023年から30年以上かけて放出される予定です。

問題となっている「処理汚染水」とは、燃料デブリの冷却水と原子炉建屋およびタービン建屋内に流入した地下水が混ざり合うことで発生した高濃度の汚染水を、多核種除去装置(ALPS)などで処理し、タンクに貯蔵しているものです。タンクの水に含まれるトリチウムの量は860兆ベクレル以上。そのほかに、7割以上の水でストロンチウム90などの放射性物質が基準を超えて残留しています(2021年7月現在)。

技術者や研究者も多く参加する原子力市民委員会は、石油備蓄で使われている堅牢な大型タンクによる長期安定保管や、モルタル固化して、半地下にて処分する案を提案していますが、いずれもほとんど検討されませんでした。海洋放出への反対の声は根強く、福島県漁連、全漁連は、繰り返し放出に対して断固反対の意思表明をしています。

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