連続オンラインセミナー:「エネルギー基本計画案」をどう読むか~鉱物資源採掘の現場から考えるエネルギーの未来 解説:松本光

第7次エネルギー基本計画(案)が1月26日までパブリック・コメントにかけられています。

「東京電⼒福島第⼀原⼦⼒発電所事故の経験と反省」を掲げつつ、原発事故以降、維持されてきた「原発依存の低減」が削除され、「最大限活用」とされました。原発の建て替え(リプレース)については、いままで廃炉が決まった原発の敷地内に限定していたのを同一の事業者の他の原発の敷地であれば認めています。2040年度の電源構成に占める原発の割合を「2割程度」としていますが、果たしてこれは可能なのでしょうか。

また、火力発電を2040年3-4割維持し、水素・アンモニア・CCSなど見せかけの気候変動対策に頼った内容です。深刻さを増す気候危機に対応できるような計画ではありません。

一方で、再エネやEVの成長に伴い、鉱物資源需要も急増すると予測されます。日本は多くの鉱物資源を海外に依存していますが、開発の現場では何が生じているのでしょうか。

このたび、第7次エネルギー基本計画を切り口に、私たちが直面するさまざまな問題、真の意味での公正なエネルギーの未来を考えていくために、連続オンラインセミナーを企画しました。ぜひご参加ください。

鉱物資源採掘の現場から考えるエネルギーの未来

再生可能エネルギーや電気自動車(EV)の普及が急速に進められようとしている中、蓄電池などの原料として「鉱物資源」の需要拡大が見込まれています。エネルギー基本計画案の中でも、重要鉱物の安定供給や開発などについて盛り込まれています。
一方で、その鉱物資源の採掘の現場では、貴重な生態系の破壊や森林伐採などの環境問題、また、そこに暮らす先住民族の伝統的な文化、生活、命が奪われるなど深刻な人権侵害が生じています。こうした点について、FoE Japanの松本光から報告します。

2025年1月19日(日)14:00-15:00

形式:Zoomウェビナー

解説:松本光(FoE Japan)

 

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