6/1(水) #ミャンマー国軍の資金源を断て 土地の賃料が国軍に?! 日本政府はYコンプレックス支援の即中止を ー 官邸前アクション

#JapanStopODAtoTheTatmadaw #NoMoreBusinessWithTheTatmadaw

#ミャンマー国軍の資金源を断て
土地の賃料が国軍に?!
日本政府はYコンプレックス支援の即中止をー官邸前アクション

日時: 2022年6月1日(水)
 18:30~19:30 総理官邸前(最寄駅:国会議事堂前)

  ※少雨決行
  ※最終的な実施判断は、当日正午までに同ウェブサイトでお知らせします。
  ※ご参加の方はマスク着用や手指消毒など、新型コロナウイルス感染対策へのご協力をお願いします。

 ミャンマーで国軍による市民への残虐な弾圧が続いています。政治囚支援協会(AAPP)によれば、2021年2月1日の国軍によるクーデター以降、1年4ヶ月の間に少なくとも1,860名以上の市民が治安部隊によって殺害され、依然として10,700名以上が不当に拘束されたままです(2022年5月24日時点)。国軍による空爆や焼き討ちなど民間人に対する故意の攻撃も繰り返され、国連の5月の報告によれば、クーデター以降の国内避難民は59万人に上っています。また今年1月の時点で、1,440万人が人道援助を緊急に必要との報告がなされていました。

 こうした厳しい状況に直面しながらも、ミャンマー市民は引き続き国軍による統治を拒否し、民主化と自由を求めています。ミャンマーで経済支援やビジネスを継続している日本の官民は、ミャンマー市民のその強い意志に応えるとともに、これ以上、ミャンマー国軍による市民の殺害、不当逮捕、恣意的拘束、性的暴力、強制失踪、拷問といった国際犯罪や深刻な人権侵害に加担しないよう、国軍の資金源を確実に断つための対応を早急にとるべきです。

 しかし、日本政府は1年4ヶ月経っても何ら具体的な行動をとらず、状況を見守って判断するという回答を繰り返すだけです。まるで、この間に増え続けたミャンマー市民の犠牲者は日本政府の目に入っていないかのようです。こうした姿勢は、国軍が実施するとしている来年の選挙、そしてその結果を待ち、なし崩し的に経済支援やビジネスを継続していくためではないかと疑念を抱かせるほどです。

 驚くべきことに、日本政府は今日に至っても、土地の賃料が国軍に流れてしまう可能性のある事業への公的支援を終了していません。その一つは、最大都市ヤンゴンで建設中の複合不動産事業(通称Yコンプレックス)です。東京建物株式会社とフジタ(大和ハウス工業株式会社子会社)が出資者として関わっており、財務省所管の国際協力銀行(JBIC)が融資を、国土交通省所管の海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)が出資・保証をしています。

 Yコンプレックスの事業地の賃貸人は総司令官兵站局、つまり陸軍であり、土地の賃料は国軍管理下の国防省、または国軍の収入となってしまいます。2021年12月、兵站局はすでに、米国、英国とカナダの制裁対象になりました。その兵站局に賃料を支払うことになる事業に対し、日本政府がJBICやJOINの公的支援をいまだに終了しないのはなぜでしょうか。

 私たちはこれまでにも、Yコンプレックスの問題点を日本の官民に指摘してきましたが、ミャンマー国軍による残虐非道な行為で市民の犠牲がこれ以上増えることを防ぐ手段の一つとして、Yコンプレックス事業へのJBICやJOINの公的支援を即中止するよう、日本政府に改めて強く訴えます。

呼びかけ団体

メコン・ウォッチ、国際環境NGO FoE Japan、武器取引反対ネットワーク(NAJAT)、アーユス仏教国際協力ネットワーク、日本国際ボランティアセンター(JVC)

問合せ

 国際環境NGO FoE Japan
 メールのお問合せはこちら 電話: 03-6909-5983

#ミャンマー国軍の資金源を断て これまでの要請・アクション

・2021年3月4日 【要請書】日本の対ミャンマー公的資金における国軍ビジネスとの関連を早急に調査し、クーデターを起こした国軍の資金源を断つよう求めます(35団体賛同)
・2021年4月1日 【共同要請書】ミャンマー国軍を利する日本政府の経済協力事業を直ちに停止するよう求めます(19団体賛同)(4月8日更新版:10団体賛同追加)
・2021年6月1日 【共同要請書】日本政府はミャンマーに対する経済協力事業の全面的な見直しを(42団体賛同)(6月7日更新版:2団体賛同追加)
・2021年8月1日 【共同声明】 ミャンマー:クーデターから半年 日本政府は国軍の暴挙を止めるための具体的な行動を(20団体賛同)
・2021年9月15日 【要請書】イェタグン・ガス田開発プロジェクトからミャンマー国軍に資金が流れないよう早急な措置を求めます
・2021年4月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て 外務省前アクション
・2021年4月9日 #ミャンマー国軍の資金源を断て 官邸前アクション
・2021年4月13~19日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ 連続アクション報告:日本の7政府機関・12企業への要請・アピール
・2021年5月13日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ ミャンマーでの通信遮断=人権侵害をやめて!KDDI、住友商事前アクション報告
・2021年5月21日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ ストップODA!ダイ・イン @ 外務省前
・2021年6月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ 「日本政府は Act Now!」官邸前アピール
・2021年6月18日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ 人権侵害に加担しないで!ミャンマーでのガス事業 経産省・JX石油開発・三菱商事前アクション報告
・2021年7月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ 「ジェット燃料の軍事転用はない?」ENEOS前アクション /「独自のパイプ、錆びてませんか?」官邸前アピールの報告
・2021年8月2日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ クーデターから半年。ミャンマー追悼と希望の集い @官邸前 ~ 自由と未来と民主主義のために!
・2021年9月2日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ オンラインセミナー「クーデターから7ヶ月 現地情勢と日本の経済支援を振り返り、これからを考える」
・2021年10月1日(荒天により10月5日に順延) #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ クーデターから8ヶ月@官邸前アクション 新政権はただちにミャンマー経済支援の見直しを!
・2021年11月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て 官邸前アクション ミャンマー情勢を見続けて9か月 新政権は今度こそ経済支援の方針転換を!
・2022年2月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て 国軍によるクーデターから1年 日本政府に署名提出/官邸前アクション
・2022年3月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て イェタグン・ガス田開発から責任ある撤退を! 経産省・ENEOS・三菱商事前アクション https://foejapan.org/issue/20220307/6915/
・2022年3月22日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ オンラインセミナー「日本関与のイェタグン・ガス田からの資金を問う」 https://foejapan.org/issue/20220310/6952/
・2022年4月1日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ミャンマー国軍が得する経済支援?まだ続けるなんて嘘でしょ ー 官邸前アクション https://foejapan.org/issue/20220405/7362/
・2022年5月13日 #ミャンマー国軍の資金源を断て ~ オンラインセミナー「脅かされるミャンマーの少数民族の命と暮らし 悪化する人権状況の報告」 https://foejapan.org/issue/20220428/7779/

 

関連する記事

【オンラインセミナー】#ミャンマー国軍の資金源を断て:脅かされるミャンマーの少数民族の命と暮らし、悪化する人権状況の報告

開発と人権

【プレスリリース】ミャンマーでの事業について主要株主13社から回答。一部は日本企業4社の出資継続に懸念を表明

開発と人権

【アクション報告】4/1 #ミャンマー国軍の資金源を断て ミャンマー国軍が得する経済支援?まだ続けるなんて嘘でしょ ー 官邸前アクション

開発と人権

【プレスリリース】日本政府・企業に対し、重ねてイェタグン・ガス田からの責任ある撤退を求める

開発と人権

4/1(金) #ミャンマー国軍の資金源を断て ミャンマー国軍が得する経済支援?まだ続けるなんて嘘でしょ ー 官邸前アクション

開発と人権

【オンラインセミナー】#ミャンマー国軍の資金源を断て: 日本関与のイェタグン・ガス田からの資金を問う

開発と人権

関連するトピック

関連するプロジェクト