プロジェクト
東海第二原発
日本原子力発電所が有する東海第二原発(茨城県東海村)は、首都圏にある唯一の原発であり、運転開始から40年以上経つ老朽原発です。交換できる箇所を交換したとしても老朽化に伴い危険は増大します。40年以上の原発は、よほどのことがない限り動かさないという「40年ルール」はいつの間にか骨抜きになってしまいました。
東海第二原発は、東日本大震災で被災しました。外部電源を喪失して3日以上かかってかろうじて冷温停止し、それ以来停止したままです。地震によってどのような被害をうけているのか、すべてが確認できているわけではありません。
東日本では3・11後、原発は一基も動いておらず、電力供給は安定しています。福島第一原発事故は継続中であり、事故原因の検証も終わっていません。東海第二原発30km圏には96万人が居住しています。万が一の事故の場合、住民が被ばくせずに避難することは極めて困難と言わざるをえません。FoE Japanは、このような観点から、東海第二原発の再稼働反対を訴えています。