プロジェクト
ポマラ・ニッケル
世界で気候危機への取組みが喫緊の課題とされる中、インドネシアでは次々と電気自動車のバッテリーを製造するための工場が建設され始めています。そのバッテリーに欠かせないニッケルはスラウェシ島で採掘されるものです。その現場では、これまでのニッケル鉱山開発が陸上生態系の破壊と土砂による海洋汚染など、深刻な爪痕を残してきました。
住友金属鉱山が出資してニッケル採掘がおこなわれてきた南東スラウェシ州ポマラも、そうした開発現場の一つです。住友金属鉱山は2012年以降、その採掘現場の隣接地で製錬所の事前事業化調査などを開始。世界のニッケル需要の高まりの中、製錬所の建設計画を進めようとしていますが、環境への更なる影響が懸念されています。