プロジェクト
LNGカナダ
ブリティッシュ・コロンビア州で採掘したガスを液化し、アジアの市場に輸出するカナダ最大規模の大型LNG事業です。この事業は、国際協力銀行(JBIC)が融資を検討しているLNGカナダ事業以外にも、天然ガスを採掘するためのモントニー・シェールガス開発事業、採掘場から輸出ターミナルに天然ガスを運ぶためのコースタル・ガスリンク・パイプライン事業(CGL事業)などの事業が関わって成り立っています。
LNGカナダ事業と不可分一体であるパイプライン敷設事業はカナダ先住民族の土地を使用する計画ですが、先住民族は事業に合意しておらず、カナダ政府・事業実施者は先住民族からの「自由意思による、事前の、十分な情報に基づく同意(free, prior and informed consent)」を得ていないと指摘されています。また、化石燃料である天然ガスを採掘し燃料として使用することも環境へ大きな負荷を与えることから、先住民族や現地NGOから事業への反対の声が上がっています。