プロジェクト
コミュニティ適応プロジェクト
インドネシアのジャワ島では、気候変動や開発影響により、農村部では水枯れや地滑り、沿岸部では海水の浸水被害が深刻です。日本などによる気候変動対策支援という名目の開発事業も計画されますが、住民のニーズに沿わなかったり、逆に環境社会影響を発生させる事業も少なくありません。
そこで、FoE Japanは、影響やニーズに即した持続可能な気候変動対策を実現させるため、地域住民が調査、計画、実践を行うコミュニティベースの適応対策を促進しています。これまで、農村部ではアグロフォレストリーや流域管理のプロジェクトを行ってきました。沿岸部では、マングローブ保全による沿岸浸食の防止とエコツーリズムによる生計回復を行い、より浸水被害に深刻な地域では、衛生環境の改善や防災対策等を行っています。コミュニティの能力向上、住民の主体性を重視することで、現在と将来に渡って変化し続ける気候変動への適応力とレジリエンスを高めていきます。