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甲状腺がん

福島第一原発電事故によって大量の放射性物質が環境中に放出されました。とりわけ、初期の段階で心配されたのが、放射性ヨウ素です。1986年に起きたチェルノブイリ原発事故で放射性ヨウ素が大量に放出され、小児甲状腺がんが急に増えたことから、放射性ヨウ素が甲状腺がんの原因と考えられています。放射性ヨウ素は呼吸や食べ物と一緒に身体の中に入ると甲状腺に溜まります。そして甲状腺の内部から細胞を被ばくさせ、がんの原因になります。

福島県では、原発事故後、事故当時18歳以下だったの人たち約38万人に対して定期的に甲状腺検査を行っていますが、このうち甲状腺がんまたは疑いと診断された人の数は252人、うち手術してがんと確定したのは202人にのぼります(2021年1月15日までの発表資料による)。福島県県民健康調査検討委員会では、一巡目の結果について「甲状腺がんの罹患統計などから推定される有病数に比べて数十倍のオーダーで多い」とする一方で、「事故の影響は考えづらい」という見解を示しています。

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