連続オンライントーク第12回:東電柏崎刈羽原発をめぐる情勢は?-「地元同意」のあり方を問う(11/2)
柏崎刈羽原発は、福島第一原発事故を起こした東京電力の原発です。電気は首都圏に送られてきていました。
東日本大震災後の2012年3月以降、全7基が止まっています。
東電が柏崎刈羽原発6号機、7号機の再稼働のために新規制基準に基づく審査を申請した際には、「原発を運転する資格があるのか」が問われました。2021年、運転員のID カード不正使用など、核セキュリティの杜撰な実態が発覚し、規制委員会は事実上の運転禁止命令を出しましたが、2023年12月、これは解除されました。
柏崎刈羽原発の使用済み核燃料プールは満杯に近づいていましたが、9月26日、青森県むつ市の中間貯蔵施設に使用済み燃料が運び込まれました。中間貯蔵施設での燃料保管は最大で50年ということになっていますが、その先、どこに運び出されるかは、政府も東電も明確にはしていません。
東電は、再稼働に向けた地元同意がとれていないのにもかかわらず、今年4月、燃料装荷(原子炉に燃料を入れること)を行いました。国や東電はひそかに、6月の県議会で同意を得て、夏に再稼働するスケジュールを描いていたようですが、地元同意はとれておらず、前提となる住民の避難計画を盛り込んだ「緊急時対応」の策定も終了していません。
県民投票を求める運動も始まりました。
柏崎刈羽原発をめぐる情勢や地元の動きについて、また「地元同意」のあり方について、「規制庁・規制委員会を監視する新潟の会」の桑原三恵さんにお話しをお伺いします。
日時 | 2024年11月2日(土)14:00-15:30 |
形式 | オンライン開催(ウェビナー)Zoom |
ゲスト | 桑原三恵さん(規制庁・規制委員会を監視する新潟の会) |
申込み | ウェビナー登録 – Zoom |
参加費 | 無料/ご寄付歓迎 |
主催 | 国際環境NGO FoE Japan |
2024年3月28日(木)14:00~15:30
「穴だらけの原子力防災」の意味すること…満田夏花/FoE Japan
全国で常習化 活断層の過小評価…阪上武さん/原子力規制を監視する市民の会
2024年4月5日(金)15:00~16:30 吉田明子/FoE Japan
2024年4月10日(水)14:00~15:30 ゲスト:山川剛史さん/東京新聞編集委員
第4回 どう伝えていくか~「福島ぽかぽかプロジェクト」で見えてきたこと
2024年4月16日(火)13:00~14:30 満田夏花、矢野恵理子/FoE Japan
第5回 危険は地域に、ツケは未来に~柏崎刈羽原発から考える原発の無責任構造
日時:2024年4月22日(月)16:30~18:00
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日時:2024年4月25日(木)20:00~21:30 吉田明子/満田夏花/轟木典子 (FoE Japan)
第7回 核のごみ「文献調査」が地域にもたらすものとは? 佐賀からの報告
日時:2024年5月29日(水)15:00~16:30
ゲスト:石丸初美さん(玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会)
牧瀬昭子さん(鳥栖市会議員)
日時:2024年6月24日(月)15:00~16:30
ゲスト:阪上武さん(原子力規制を監視する市民の会)
日時:2024年7月23日(火)14:00~15:30
ゲスト:日野正美さん(女川原発再稼働差止訴訟原告団事務局長)
日時:2024年8月17日(土)13:00~14:30
ゲスト:武藤類子さん(これ以上海を汚すな!市民会議)、エペリ・レスマさん(グローバリゼーションに抗する太平洋ネットワーク 核と正義の国際キャンペーン担当)ほか
第11回:原発事故の後始末~「燃料デブリ取り出し」ありきではない、もう一つの選択肢とは
日時:2024年9月27日(金)15:00~16:30
ゲスト:まさのあつこさん(ジャーナリスト)、川井康郎さん(原子力市民委員会技術・規制部会)