連続オンライントーク第8回:むつ中間貯蔵施設~原発稼働と核ごみのゆくえ
福島第一原発事故から13年の今、原発ゼロ社会の実現に向けて考える連続オンライントーク。第8回は、「むつ中間貯蔵施設~原発稼働と核ごみのゆくえ」についてです。
今、各地の原発で、使用済み燃料プールが満杯状態となっています。このため、原発を動かし続けるために、全国各地で「中間貯蔵」「乾式貯蔵」という名の「核のごみ捨て場」探しが始まっています。
青森県むつ市に建設中の原発の使用済み燃料の中間貯蔵施設(リサイクル燃料備蓄センター)には、この夏にも東電柏崎刈羽原発(新潟県)からの使用済み燃料の搬入が開始されようとしています。この事業には、東京電力と日本原電が出資しています。
貯蔵された使用済み燃料は50年以内に再処理工場に搬出される予定です。しかし、当初搬出先とされていた「第二再処理工場」について、政府は検討すらやめてしまいました。青森県六ヶ所村に建設中の六ヶ所再処理工場は、26回も工事完成の延期を繰り返し、操業の目途は立っていません。つまり搬出先は明らかではないのです。
出口の見えない核のごみ問題。その矛盾を地域に押し付け、政府は既存の原発の再稼働のみならず、新設や建て替えも進めようとしています。
このたび、原子力規制を監視する市民の会の阪上武さんをゲストにお招きし、この問題について解説していただきます。
日時:2024年6月24日(月)15:00~16:30
オンライン会議システムZoomミーティング形式
ゲスト:阪上武さん(原子力規制を監視する市民の会)
プログラム:
イントロダクション…出口の見えない核ごみ政策 満田夏花(FoE Japan)
むつ中間貯蔵施設と原発の再稼働…阪上武(原子力規制を監視する市民の会)
オンライン会議システムzoomを利用
参加費無料、ご寄付歓迎>https://foejapan.org/get-involved/
原発のない未来を考えていくため、連続オンライントークを開催中です。過去のオンライントークの資料やアーカイブ映像は以下からご覧いただけます。
2024年3月28日(木)14:00~15:30
「穴だらけの原子力防災」の意味すること…満田夏花/FoE Japan
全国で常習化 活断層の過小評価…阪上武さん/原子力規制を監視する市民の会
2024年4月5日(金)15:00~16:30 吉田明子/FoE Japan
2024年4月10日(水)14:00~15:30 ゲスト:山川剛史さん/東京新聞編集委員
第4回 どう伝えていくか~「福島ぽかぽかプロジェクト」で見えてきたこと
2024年4月16日(火)13:00~14:30 満田夏花、矢野恵理子/FoE Japan
第5回 危険は地域に、ツケは未来に~柏崎刈羽原発から考える原発の無責任構造
日時:2024年4月22日(月)16:30~18:00
ゲスト:菅波完さん(高木仁三郎市民科学基金事務局長)
日時:2024年4月25日(木)20:00~21:30 吉田明子/満田夏花/轟木典子 (FoE Japan)
第7回 核のごみ「文献調査」が地域にもたらすものとは? 佐賀からの報告
日時:2024年5月29日(水)15:00~16:30
ゲスト:石丸初美さん(玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会)
牧瀬昭子さん(鳥栖市会議員)
※「核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会」が署名「青森県むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設の操業反対」を呼びかけています。ぜひご協力ください。
https://chng.it/N9KCzq8Y4n
紙版 https://x.gd/ZhKdd