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国内外の取組み 参加しよう 資料室
ファストフード・コーヒーショップチェーンの脱・使い捨て
「たった5分でごみになる」ファストフード、コーヒーショップチェーンの使い捨て容器。わずかな時間のために、限りある森林資源や石油資源を無駄にする必要があるのでしょうか?それに使い捨て容器じゃ、せっかくのコーヒーも味気ない。「テイクアウトなら仕方がないけれど、店内ではマグカップやグラスでおいしいコーヒーを飲みたい」。
国際環境NGO FoE Japanは、2002年より、廃棄物の発生抑制のポテンシャルの最も高い分野のひとつとして、ファストフード、コーヒーショップチェーンを対象に、店内では、使い捨て容器でなく、マグカップなどのリユース容器で提供するよう、各社に働きかける活動を行っています。
すでに、店内ではリユース容器で提供しているチェーンも多くありますが、依然として使い捨て容器を使用し、リユース容器での提供を望む多くの利用者の声が反映されていない大手チェーンも存在しています。
FoE Japanは、事業者と対話を行い、ユーザーとして応援しながら、「店内ではリユースが当たり前」の社会になることをめざします。
韓国の先行事例
韓国では、ファストフード、コーヒーショップチェーン店内でのリユース容器使用がすでに定着しています。1994年から使い捨て用品(一回用品)の法律による使用規制が行われていますが、対策が遅れたファストフード、コーヒーショップチェーンでは、2002年に業界31社が、国(環境省)との間で、リユース容器使用とテイクアウト容器へのデポジット課金を約束する「自発的協約」を締結しました。現在では、大手チェーンでも当たり前のようにリユース容器が使われています。
>韓国のファストフードの自主協定
法制度関連
2007年4月、改正容器包装リサイクル法が施行されました。この改正の審議の中で、スーパー等のレジ袋の有料化と並び、ファストフード店内でのリユース推進も自主協定等の手法により推進することが政府審議会、国会等からも求められました。
>容器包装リサイクル制度見直しに係る最終取りまとめ(案)(2006年1月)
>容器包装リサイクル法改正法案 衆議院附帯決議(2006年6月)
FoE Japanのこれまでの活動
2009年10~12月 | 「スタバ・ウォッチャー2009」実施 全国のスターバックスコーヒー164店舗でマグ提供の実施状況を調査 |
2007年~2008年 | 武蔵野市で地域自主協定よるリユース推進プロジェクト「むさしのリユース推進キャンペーン」実施 |
2006年7月 | スターバックスコーヒーへの暑中見舞いアクション実施 |
2006年3月 | 韓国における自主協定による脱使い捨て実施状況フォローアップ調査、報告書「脱使い捨て先進国 韓国最新事情」作成、報告会 |
2004年12月 | 中央環境審議会・産業構造審議会容器包装リサイクル法に関する合同会合で韓国のファストフード業界の自主協定による脱使い捨ての取組みについて発表 |
2004年7月~ | スターバックスコーヒーに対するリユースへの転換を求めるキャンペーン開始(本社CEOへのお願いEメールアクション、公開質問状等) |
2003年5~7月 | 韓国における使い捨て容器削減政策現地調査、報告書「脱使い捨て社会に向かう韓国」作成、報告会 |
2003年4月 | 使い捨て容器に関する消費者意識アンケート実施 |
2002年6月~11月 | 「ごみ探偵団」プロジェクト ファストフード、コーヒーショップチェーン20社の店内飲食使用容器の調査、本社ヒアリング調査、シンポジウム「使い捨てじゃなきゃいけないの?」開催、報告書作成 |
環境省の3R取組み紹介にも掲載