「脱・使い捨て先進国」韓国
様々な使い捨て品を法律で規制
韓国では、使い捨て用品を「一回用品」と呼び、これに対し、リユース用品を「多回用品」と呼びます。 1994年より施行された「資源の節約リサイクルの促進に関する法律」の中で、一回用品の使用規制が定められ、改正を重ねながら、ごみ減量に大きな効果を上げています。
世界のスターバックスコ ーヒーで初めてのアイス ドリンク用ガラスのマグ (2006年FoE Japan撮影) |
法律では、業種ごとに一回用品の使用が規制されています。 食堂における使い捨ての紙・プラスチックの食器や割り箸、スーパー・デパートにおけるレジ袋、ホテルにおける使い捨て歯ブラシ、カミソリなどの無料提供が禁止されています。
法律を補完する形で、企業と環境省の間に自主協定が締結されています。
これらの政策により、韓国のファストフードやコーヒーショップでは、店内でのリユース容器使用が進み、スターバックスコーヒーでは、世界で初めて、アイスドリンク用のグラスを導入しました。
また、現在、多くのスーパーでは、プラスチック製レジ袋は置いておらず、マイバッグ持参が定着しています。
韓国における現地調査
FoE Japanは、韓国の先進的な政策に注目し、2003年5月、2006年3月、2011年1月、2013年11月に韓国における一回用品使用規制を中心とする現地調査を行ってきました。関係者にヒアリングを行い、実際の店舗等における実施状況を測定、また、帰国後資料の翻訳を行い、報告会を開催、報告書を発行しています。
<これまでの主な訪問先>
行政機関:韓国環境省、ソウル市
企業:現代百貨店、ロッテリア、スターバックスコーヒー、マクドナルド
市民団体:資源循環社会連帯
■報告書のご案内
2003年5月、2006年2月の韓国現地調査の報告書を販売しております。
「脱・使い捨て先進国」韓国最新事情
<主な内容>
韓国の廃棄物関連政策・法律のまとめ、一回用品使用規制について、ファストフードの自発的協約全文(翻訳)、流通業界の自発的実践宣言全文(翻訳)など。
【定価】 1000円 サポーター価格 750円 送料別
【お申込み】 FoE Japan 3R政索担当 tsukaisutezero@foejapan.org まで