プロジェクト
ソロワコ・ニッケル
世界で気候危機への取組みが喫緊の課題とされる中、インドネシアでは次々と電気自動車等のバッテリーを製造するための工場が建設され始めています。そのバッテリーに欠かせないニッケルの採掘現場の一つはスラウェシ島です。その現場では、これまでのニッケル鉱山開発が生態系の破壊と土砂による湖や海、河川への汚染など、深刻な爪痕を残してきました。
長年、ニッケル採掘がおこなわれてきた南スラウェシ州ソロワコも、そうした開発現場の一つです。住友金属鉱山が出資するヴァーレインドネシア社(PTVI)がソロワコで生産したニッケルマットは全て日本に輸出されています。世界のニッケル需要が高まる中、採掘地域の拡張による住民の生活の場の破壊や、環境への更なる影響が懸念されています。