連続オンライントーク第5回 危険は地域に、ツケは未来に~柏崎刈羽原発から考える原発の無責任構造
福島第一原発事故から13年の今、原発ゼロ社会の実現に向けて考える連続オンライントーク。第5回は柏崎刈羽原発(新潟県)についてです。
日時:2024年4月22日(月)16:30~18:00
ゲスト:菅波完さん(高木仁三郎市民科学基金事務局長)
>資料
参加費無料、ご寄付歓迎。
※その他の回のご案内はこちらから。
このオンライントークの趣旨:
柏崎刈羽原発は、1985 年から首都圏に電力を供給してきました。福島と同様に、危険を地方に押し付け、その便益を都市が受けるといういびつな構造といえるでしょう。
柏崎刈羽原発は、福島第一原発事故を起こした東京電力の原発です。このため、東電が柏崎刈羽原発6号機、7号機の再稼働のために新規制基準に基づく審査を申請した際には、「原発を運転する資格があるのか」が問われました。2021年、運転員のID カード不正使用など、核セキュリティの杜撰な実態が発覚し、規制委員会は事実上の運転禁止命令を出しましたが、2023年12月、これは解除されました。東電は、再稼働に向けた地元同意がとれていないのにもかかわらず、4月15日にも燃料装荷(原子炉に燃料を入れること)を始める予定です。
新潟県では、原発の安全性を検証する独自の取り組みをすすめてきました。柏崎刈羽原発の再稼働を議論する前に、福島原発事故の検証が欠かせないとして、避難のあり方や生活への影響などの検証委員会を立ち上げたのです。しかし、原発再稼働を強硬に進めたい推進しようとする力によって、新潟県での独自の検証が骨抜きにされようとしています。
今回のトークでは、ゲストに高木仁三郎市民科学基金事務局長の菅波完さんをお迎えし、こうした問題について考えていきたいと思います。
目標額500万円 2024年4月26日まで
原発のない未来を考えていくため、連続オンライントークを開催中です。
2024年3月28日(木)14:00~15:30 >資料およびアーカイブ映像はこちら
「穴だらけの原子力防災」の意味すること…満田夏花/FoE Japan
全国で常習化 活断層の過小評価…阪上武さん/原子力規制を監視する市民の会
2024年4月5日(金)15:00~16:30 吉田明子/FoE Japan >資料はこちら
2024年4月10日(水)14:00~15:30 ゲスト:山川剛史さん/東京新聞編集委員 >資料・アーカイブはこちら
第4回 どう伝えていくか~「福島ぽかぽかプロジェクト」で見えてきたこと
2024年4月16日(火)13:00~14:30 矢野恵理子/FoE Japan >詳細・申込はこちら