「見える化」プロジェクト
プレスリリース:
子どもを連れていったん避難し、帰還したある福島のお母さんのお話を7言語で公開
NGOピースボート
国際環境NGO FoE Japanは、NGOピースボートの協力のもと、福島原発事故の今を伝える動画を多言語で順次公開しています。
東電福島第一原発事故からまもなく9年半がたちますが、今も続く事故被害がどんどん「見えない化」されつつあります。FoE Japanは原発事故被害の「見える化」プロジェクトに取り組んでおり、その一環として、避難者や農家、漁業者をインタビューし映像を公開しています。
今回は2人の子どもを連れていったん避難し、帰還したある福島のお母さんの声をまとめた映像を英語、フランス語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、ドイツ語、スペイン語の7言語に翻訳して公開しました。インタビュー映像を多言語に翻訳するのは、これで4作目になります。
このお母さんは、出産後、関西方面へ避難し、家族3人で過ごしていましたが、避難先での暮らしは、住まいの問題や避難者に対する周囲からの心無い言葉などもあり、決して楽なものではありませんでした。避難から5年後、福島に戻ることを決断します。帰還したのち、避難できなかったお母さんから、「避難させてあげられなかった自分を責めたり、避難した人達はいいよねという話を聞くことも」あったといいます。一方で、「避難した人も大変だったのね」って言われ、「ストンと落ちた」「同じ言葉をかけてあげたいと思います」と語ってくれましたぜひご覧ください。
各言語の動画はこちら(11分30秒)
英語ドイツ語
フランス語
韓国語
繁体字
簡体字
スペイン語
(日本語)
「見える化プロジェクト」その他のインタビュー(日本語)はこちら
東電・福島第一原発事故「見える化」プロジェクト ご寄付募集 着々と福島原発事故の「見えない化」が進んでいます。避難者の数や実態、健康被害をはじめ、被害の実態や除染土など、原発事故の痕跡そのものが覆い隠されようとしているのです。 FoE Japan では、原発事故から10年目の2020年、事故を「見える化」し、国際的に情報を発信していくプロジェクトを立ち上げました。情報発信のために、みなさまのご寄付を呼び掛けています。ぜひご協力ください! くわしくはこちらから↓ https://www.foejapan.org/energy/fukushima/190505.html |