セントナリオ地域が洪水に見舞われ、他の22人とともに船で避難しようとしていました。その時何が起こったのかわかりませんでした。船は転覆し、私は生後たった21日の息子ユリエルを手から離してしまいました。一人の若い男が、服とベルトを使ってフットボール場の柱に彼と私を結び付けてくれたおかげで私は助けられました。3日間に及ぶ不休の捜索後、ユリエルの遺体が発見されました。私も、もしその若い男がいなかったら溺れていたでしょう。多分、そのほうがよかったのかもしれません。今はとても悲しくて途方に暮れるばかりです。
避難民センターで住んでいます。家にはもう何もありません、灯りも無くて異臭がします。サラド川が全てを奪い去ったのです。洪水はもうごめんです。次は二度とは生き残れないでしょう。
情報提供:ロケ・ペデイス / FoEアルゼンチン