問題と視点
日本の気候変動政策
省エネプロジェクト
COP15 (コペンハーゲン会合)
Climate Justice Now! AWG-LCA全体会議での発言
2009年12月7日
気候変動枠組条約特別作業部会の全体会議で、FoE インターナショナルの参加する国際市民社会のネットワーク“Climate Justice Now!”を代表し、FoEエルサルバドルのリカルド・ナバロが発言しました。
コペンハーゲン合意に向けて、様々な裏の交渉が秘密裏に進められていることに対する市民社会からの懸念のメッセージです。
以下は、発言の全文です。
「議長、ありがとうございます。
本日、“Climate Justice Now!”の一員としてお話しします。
気候変動は、地球や人々よりも、利益を優先する世界の政治経済システムの結果です。先進国の資源の過剰消費によって引き起こされました。したがって、気候変動問題を解決する責任は先進国にあるのです。
気候変動は、閉ざされた扉の中での交渉による合意では解決できません。影響住民の声を無視した秘密裏の交渉は、不公平な世界システムを続けさせることになります。歴史的にしりたげられてきた人々の声を反映させない限り、危険な気候変動を避けることはできないでしょう。
私たちは、先進国に温室効果ガスを2017年までにオフセット抜きで50%削減するように求めます。また、ボリビア政府のいうように、大気中の温室効果ガスの排出枠を使い切ってしまったことに対する責任を果たすように求めます。ここで問題となるは、将来の人類についてなのです。
ありがとうございます。」