COP15 (コペンハーゲン会合)
コペンハーゲン「洪水」パレード
FoEインターナショナル プレスリリース
2009年12月10日 コペンハーゲン(デンマーク)
FoEインターナショナルは、12月12日(土)10:00~12:00、コペンハーゲン市街にてクライメート・ジャスティスを求める「洪水」パレードを行います。
世界中から集まった多くの市民が、COP15に参加する各国の政府代表に対し、コペンハーゲン会合における正しい判断を訴えながら歩きます。一滴一滴の水滴(一人ひとりの思い)が集まることで、無視することができない大きな市民の声の「洪水」が起こります。
午前10時、気候フォーラム(Klimaforum)会場そばのHalmtorvetを始点に、コペンハーゲンのストリートは、20ヶ国以上から来た約4000人の市民であふれかえります。4000人が、色とりどりの人間の「洪水」となってパレードします。
FoEインターナショナルは、パレードを通じて、気候変動の影響に直面する全世界の人々から集めた体験談や動画、イメージが紹介します。パレードは、Christiansborg Slotspladsにて正午12時に終了する予定です。
どうして「洪水」?
12月7日~18日にかけて、COP15がデンマークのコペンハーゲンにて開かれています。世界中の政府が集まり、気候変動問題の解決のための取り組みを話し合います。FoEインターナショナルでは、気候の危機への公平な解決策を求めて、各国政府にプレッシャーを与えるために市民の参加を呼び掛けています。
先進国は、歴史的に大量の温室効果ガスを排出しており、今すぐに国内で対策を実施することに合意しなければならなりません。世界でも最も脆弱な人々を、気候変動による破壊的な影響から救うためには欠かせないことなのです。
自国内での対策を怠り、途上国の排出削減を買うカーボン・オフセットでは、地球温暖化を引き起こした市場主義経済の間違いを繰り返すだけです。科学が訴えている必要なレベルの排出削減は、オフセットでは成し遂げられないでしょう。しかしながら、残念なことに、温室効果ガスの削減責任を持つ国々の関心は、いかにオフセットを利用するかにあります。
(本プレスリリースは現地のメディアに向けて発信しました)
【本件に関するお問い合わせ】
国際環境NGO FoE Japan
気候変動担当:柳井 真結子
コペンハーゲン携帯:+0045-5394-4547/TEL(日本):03-6907-7217