COP15 (コペンハーゲン会合)
Climate Justice Now! SBI(補助機関会合) 全体会議での発言
2009年12月12日
気候債務の返済
この会議で発言する機会を頂きありがとうございます。
私たちはClimate Justice Now!ネットワークの下に集まったム-ブメントに参加しており、多くは南の途上国からの参加者です。何千もの仲間たちがここコペンハーゲンに集まり、また何千もの市民と一緒になってベラセンターに向けて歴史的なデモ行進を行っています。
私たちは気候債務の返済を要求しています。この債務は北の国々(附属書I国)や多国籍企業、国際金融機関が南の国や人々に対して負っているものです。この債務は、地球の温室効果ガスの吸収の許容量に対し、南の国の人々の排出配分を奪い、結果として気候危機を引き起こしている北の人々が負っている債務です。そして、これによる最悪の影響を被っているのはまだ南の人々なのです。
一方で、先進国が交渉の議題に上げようとしているものは、南の人々の尊厳への侮辱以外のなにものでもありません。それは私たちの生活の価値観への軽蔑です。
2012年までに年間24億ユーロ!長期資金がまったくなし!
これは私たちをからかっているようなものです。途上の世界においてこれまで先進国が引き起こしてきた損害についての返済はどこにいってしまったのでしょうか?
私たちは援助や支援を求めているのではありません。そうではなくて北の国々に自分の気候債務を返済するよう求めているのです。私たちは彼らの債権者です。
私たちは既存の多国籍金融機関の関与を求めていません。それらはそれ自体が問題であり略奪者でもあるからです。気候資金は気候変動枠組み条約の下で作られる多国籍基金を通した全ての段階において民主的な手法を確保して提供されなければなりません。
資金は民間からではなく公的資金でなくてはなりません。そして炭素市場を含めるべきではありません。そうした市場は問題を生み出し、解決策とはなりません。
私たちは、今、クライメート・ジャスティスのみを求めます!