COP15 (コペンハーゲン会合)
FoE がCOP15に求めること
1.カーボン・オフセットは解決にならない!今すぐ大幅国内削減を!
温室効果ガスの削減目標達成のために途上国から炭素クレジットを買うカーボン・オフセットでは、先進国は排出し続けるので温暖化防止にも、途上国の持続可能な発展にも貢献することなく、投資家や大量排出源の企業だけが利益を得る仕組みになっています。
真に温暖化を防ぐには、先進国は、自国内の大幅削減に取り組まなければなりません。
2.先進国の大幅削減、途上国の気候変動対策支援、
そして私たちの消費パターンを見直し『クライメート・ジャスティス(気候の公平性)』実現を!
途上国や世界の貧困層の人々は、温室効果ガスをほとんど排出していないにもかかわらず、気候変動の影響を受けています。クライメート・ジャスティスは、先進国が自らの温室効果ガス排出責任を認めて国内の大幅削減に努めること、さらに途上国の持続可能な社会の構築と気候変動影響への適応対策を支援することで達成されます。
3.森林を利用したカーボン・オフセットによって目をそらずに、
気候変動と森林減少対策の両問題の本質的な解決策を!
森林を利用したカーボン・オフセットは、温室効果ガス排出削減、森林減少対策の新の解決にはならず、その上先住民族や住民の生計手段や生活を脅かします。
4.先進国は気候債務の返済を!
気候債務は、先進国の温室効果ガスの歴史的排出に基づいて、自らの排出削減と共に、途上国の気候変動対策のための公正で効果的な気候資金の流れの構築に貢献することで返済されます。
気候資金は、大規模土地利用転換を伴うような単一植林、バイオ燃料、原子力、炭素回収・貯留等の持続可能でない対策に使用されることを防ぎ、環境や社会に十分に配慮し、先住民族や女性、小規模農家や漁師等が主体となって計画・実施されるコミュニティベースの気候変動対策が優先されるべきです。
>FoEのポジション(英語)
>FoEの資金メカニズムに関するポジションペーパー表(英語)
>FoEの資金メカニズムに関するポジションペーパー裏(英語)
FoEの求めるClimate Justice(気候の公平性)にご賛同いただける方は、以下の参加方法によりご支援ください。
●オンライン署名はこちらから
●フォトメッセージはこちらから