問題と視点
日本の気候変動政策
省エネプロジェクト
COP13, COP/MOP3
気候変動の影響を受けるコミュニティーの声
東カリマンタン先住民族を迎えて |
5日、FoEインターナショナルは、「気候変動の影響を受けるコミュニティーの声」と題して、国連公認サイドイベントを開催しました。
メイン会場でもサイドイベントでも、ポスト2012の為の交渉の在り方や森林減少クレジットの在り方、各国のスタンスなどにフォーカスが当たる中、コミュニティーの声を取り上げるという異色のイベントになりました。
スピーカーに、海面上昇により深刻な被害を被っているカテレット島のウルスラ氏、ハイチからは増加するハリケーン被害を訴えるアルデリン氏、東カリマンタン(インドネシア)から先住民族のアンブリアンシャ氏を迎え、それぞれのコミュニティーの状況をお話いただきました。
「私たち自身が、環境変化に適応できるように努力しなければならない。ただし世界は私たちの状況を知るべきだ。私たちは支援を必要としている。」 と適応支援を訴えました。
FoEインターナショナルは、国連会場の中であえてコミュニティーの声を取り上げることで、交渉に対し脆弱な人々の視点を取り入れた適応基金や気候債務の返済(歴史的な排出責任)を強く求めています。
最後にアンブリアンシャン氏は言いました。「私は気候変動の解決方法は何も提案できない。ただ、ひとつ言えるとしたら、今、私たちには平和に基づくモラルのムーブメントが必要なのだ。」
現地レポート/2007.12.06