COP13, COP/MOP3
何が本当のアメリカ提案?
FoEインターナショナル プレスリリース
2007年12月13日/インドネシア・バリ
今日、米国政府は、交渉の結果を中身のないものにしようとする一連の言動に対し、国連気候会合の進行を脱線させようとしているとして批難されました。
温室効果ガスの排出削減のための国際合意に向けたバリの気候会合は、現在、米国の交渉官が、先進工業国の25~40%削減という幅を含むことに反対することで、立ち往生させられています。
そのうえ米国政府は、途上国のための重要な以下の内容の議論に、反対もしく停滞させることで、交渉内容から除外してしまおうと試みています。
・ 途上国が再生可能エネルギーにアクセスできるための技術移転の提案への反対
・ 脆弱な国々の気候変動への適応のための、追加的で持続可能な資金源への反対
・ 最後の数分間の介入による森林減少における合意に対する妨害
米国政府は、気候変動に対して行動を起こしたいと主張しています。しかし、米国政府は国連のプロセスの下での主要な課題に対する議論を妨害しています。
エリザベス・バスト(FoE US所属国際政策アナリスト)のコメント:
米国政府は、気候変動への取り組みに意欲的な世論に対し、完全に背を向けています。米国を含む世界中の多くの地域が、すでに気候変動の影響を受けています。 私たちは、それらの影響を悪化させないために、強力な国際合意を必要としているのです。国連気候会合を妨害するブッシュ政権は、米国の国民を代表していません。気候変動問題に関心もなく、米国の長期的な経済にも関心がないのです。 もし米国政府が本当に気候変動に対する国際合意を望むのならば・・・ |