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柏崎刈羽原発

柏崎刈羽原発は、新潟県柏崎市と刈羽村に位置する東京電力が有する原子力発電所です。発電された電気は首都圏に送られていました。2007年の新潟県中越沖地震により、稼働する全ての原子炉は自動停止し、以来動いていません。2017年12月に原子力規制委員会は6、7号機に対して新規制基準にもとづく審査書を了承。福島第一原発事故の被害が続いている最中、その事故の検証もおわらないうちに、東電の原発を許可したことに対して、多くの批判の声があがりました。

新潟県は、再稼働の議論の前に、福島第一原発事故の検証などを行う必要があるとして、「事故原因」「健康と生活」「避難」の3つの検証委員会を設置し、検討を行っています。2020年3月以降、テロリストなどの侵入を検知する複数の設備が壊れ、その後の対策も十分機能していなかったことなど、核防護や安全対策上の問題が次々に発覚しました。このため、原子力規制委員会は2021年4月、東京電力に対し、柏崎刈羽原発にある核燃料の移動を禁止する行政処分を正式に決定し、当面、再稼働はできないことになりました。

 

柏崎刈羽原発

 

2022.02.102024.07.10

脱原発の必要性