COP29 バクー会議

気候変動

2024年11月11日月曜日から2024年11月22日金曜日まで、アゼルバイジャン・バクーにて国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)が開催されます。関連情報をこのページでお伝えします。

(参考)昨年のCOP28の様子はこちら

要請書・声明

 近年、国連の気候変動枠組条約締約国会合における、化石燃料産業の過度な影響力に懸念が高まっています。昨年のCOP28においては、少なくとも2400人以上の化石燃料ロビイストが参加していました。化石燃料産業に従事する人々の意見は、化石燃料の段階的廃止に関する重要な議論に大きな影響を与えています。例えば、日本においては、気候危機対策にとって重要なエネルギー政策のあり方を議論する審議会などの場には、市民や環境保護派よりも重厚長大企業の参加が多く、気候変動対策に後ろ向きな声が目立ちます。Kick Big Polluters Outキャンペーンの分析では、石油・ガス企業及びその業界団体関係者の多くが「政府オーバーフロー」枠だったことが明らかになっています。日本政府のオーバーフロー枠からも、火力発電所設備の導入やCCSなどに携わる三菱重工業株式会社、アンモニア発電技術開発に携わる株式会社IHIなど、80名の化石燃料ビジネスの関係者がCOP28に参加していました。以上の背景を踏まえ、COP29に先立つ11月1日、日本政府に対し、化石燃料産業企業やそのロビイストの国連気候変動交渉参加登録を認めないよう求める要請書を提出しました。

 

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