オンラインセミナー:核ごみのゆくえ 文献調査と地域の苦悩

原発2023.12.14

高野聡さん資料(PDF)

原発の使用済み核燃料を再処理して出てくる高レベル放射性廃棄物、いわゆる核のごみの最終処分場をめぐり、長崎県対馬市の比田勝市長が、今年9月、「文献調査」を受け入れないことを表明しました。「文献調査」は国の最終処分地選定の第一段階となります。受け入れた自治体は、国から最大20億円の交付金が支給されます。
市長は、「受け入れの是非について、市民の分断が起こっていることは、まだ市民の合意形成が十分ではないと判断した」と語りました。決断には「夜も眠れない」ほどの苦悩があったようです。
国はGXの名のもとに原発推進に舵を切りました。国が前面に立って、最終処分をめぐる「理解の促進」をはかるとしています。これは何を意味しているのでしょうか?
「核のごみ」処分地の選定は今どうなっているのでしょうか?
文献調査を受け入れざるをえなかった地域では何が生じているのでしょうか?
原子力資料情報室の高野聡さんをゲストに迎え、お話しいただきます。

日時:2023年12月14日(木)18:30~20:00
オンライン会議システムzoomを利用
参加費無料・ご寄付歓迎
プログラム:
イントロダクション
核ごみ文献調査と地域の苦悩…高野聡さん(原子力資料情報室)>資料
質疑およびディスカッション

【福島ぽかぽかプロジェクト年末寄付のお願い】
年10回程度の保養を実施しています。毎回毎回満員。保養のニーズはまだまだあります。今年は、長崎・水俣へのスタディ・ツアーも実施。
事故の記憶が薄れつつあるためか、寄付が集まりにくく、大変苦しい経済状況が続いています。「福島ぽかぽかプロジェクト」を継続していくために、みなさまの温かいご寄付をお待ちしています。
https://foejapan.org/issue/20231027/14681/

 

関連する記事

見解:原発は気候危機対策を妨げる~COP28成果文書をうけて

原発

「原発による発電容量を世界で3倍」!?に抗議の声続々  緊急共同プレスリリース「原発は気候変動対策にならない」

原発

【共同声明】国際協力銀が出資する、ニュースケール社の小型原発計画が中止に ~問われる公的金融機関の説明責任~

原発

オンラインセミナー:ALPS処理汚染水 メディアはどう報じたか?

原発

オンラインセミナー:ALPS処理汚染水 海洋放出の意味するものは?

原発

声明:ALPS処理汚染水の海洋放出に抗議するー「関係者の理解」は得られていない 

原発

関連するトピック

関連するプロジェクト