脱原発・エネルギーシフトに向けて
6/25政府交渉速報 大飯3・4号機の再稼働は止めることができる!
活断層の可能性を示唆する北側トレンチ図は国の委員会では配布されていなかった
保安院が入手しているトレンチ拡大図を即刻公表すべき
国の地震・津波意見聴取会で、F-6破砕帯の検討および現地調査を即刻行うべき
6月25日、破砕帯問題を中心に政府交渉を実施しました。活断層の可能性を強く示唆するF-6破砕帯(断層)の北側トレンチ図(図2)については、これまで国の耐震バックチェック委員会の中で一度も公開されていなかったことが明らかになりました。
トレンチ南側図(図1)だけを委員会に提出し、F-6破砕帯は活断層ではないと評価してきていました。
保安院の御田氏は南側図面だけで評価は足りるとしましたが、主催者側は、それを判断するのは委員たちであることを指摘。即刻、北側トレンチ図も配布した上で、保安院の地震・津波意見聴取会(活断層関係)で議論を行うべきと強く要請しました。
また、専門家がF-6が活断層であること、ひとたび地表のズレが生じた時に耐震性に関係なく配管等が大きなダメージを受けることについて強く警鐘を鳴らしていることを指摘、敦賀原発と同様、現地調査を行うことが必要であると要請しました。さらに、市民側は保安院が入手しているトレンチ拡大図を公開することを求めました。
これに対して、保安院は検討を行い、明日の政務官と市民側との会合において回答するとしました。
図1:いままで国の委員会などで示されてきたトレンチ南側の図
図2:配布されていなかったトレンチ北側の図
→活断層(破砕帯)のずれを示唆しています
図1 (クリックして拡大) |
図2 (クリックして拡大) |
交渉で配布された資料はこちら
>https://dl.dropbox.com/u/23151586/120625_ohi_negotiation_data.pdf
トレンチの北側の断面のスケッチはこの2ページ目です。これはいままで国の委員会でもいっさい示されませんでした。市民団体側は、明日の11時からの北神政務官との会合で、再調査を求めていきます。
<交渉呼びかけ団体>
原発設置反対小浜市民の会/プルサーマルを心配するふつうの若狭の民の会/サヨナラ原発福井ネットワーク/グリーン・アクション/美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)/福島老朽原発を考える会(フクロウの会)/FoE Japan/グリーンピース・ジャパン/福島原発事故緊急会議
関連情報
>緊急署名「大飯原発破砕帯に関する緊急要望書」・6/25 政府交渉