脱原発・エネルギーシフトに向けて
7/26 緊急集会:原子力規制委員会の人事に異議あり
原子力ムラに牛耳らせるな!福島の子どもたちを守れ
「原子力規制委員会」の5人(田中俊一氏、更田豊志氏、大島賢三氏、中村佳代子氏、島崎邦彦氏)の国会同意人事案が複数のメディアに報じられました。 この人事案は「原子力ムラ」のメンバーを中心とする原発推進体制です。
新しい原子力規制委員会の設置は、「1.利用と規制の分離、2.原子力安全規制に対する国民の信頼を得る」の二つを大きな目的とし、その人選は「1.中立公正性 2.透明性の確保を徹底する」としていましたが、今回の人事案は、その要件をことごとく満たしていません。
どのようなプロセスで、このような人事案となったのかは謎に満ちています。
特に、委員長候補の田中俊一氏は、原子力損害賠償紛争審査会では、最後まで自主的避難者への賠償に反対しました。低線量被ばくについての認識が甘く、政府が決めた年間20ミリシーベルトの避難基準をそのまま帰還基準とし、住民に20ミリシーベルト近い線量を浴びる暮らしを強いても構わないという考えです。このような人物が、福島原発事故被災者への対応も行う原子力規制委員会のトップに立とうとしているのです。
また、日本アイソトープ協会の中村佳代子氏は、「低線量被ばくでは、子どもと大人で発がんリスクには差がない。原発事故による住民の被ばく線量も十分に低い」と被ばくの影響を過小評価する発言をしています。
緊急院内集会では、除染や賠償の実状に照らしながら、田中俊一氏をはじめ、原子力規制委員会の人事案の問題点について徹底的に明らかにしていきたいと思います。
※開始に先立ち、12:00~13:00、衆議院第二議員会館の前でアピール行動を行います。プラカードやスピーチなどで人事問題をアピール。どなたでも参加できます。各自、帽子や水筒を持参するなど、熱中症対策をよろしくお願いします。
※終了後、15:30から、記者会見を行います。
日時 | 2012年7月26日(木)14:30~15:30 |
場所 | 参議院議員会館101 >地図 最寄駅:東京メトロ 永田町駅徒歩1分、国会議事堂前駅徒歩5分 |
資料代 | 500円 |
内容(予定) | ・新設原子力規制委員会の果たす役割 |
主催(予定) | 子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク、国際環境NGO FoE Japan、福島老朽原発を考える会、eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)、エネシフ・ジャパン有志、ピースボート、福島原発事故緊急会議、国会議員有志 |
★関連アクション★
◆7月25日(水)12:00~13:00/7月26日(木)12:00~13:00
緊急抗議アピール行動(1)
「原子力規制委員会の人事に異議あり:原子力ムラに牛耳らせるな!福島の子どもたちを守れ」※衆議院第二議員会館前で、スピーチ、ビラまき、横断幕やプラカードによるアピールを行います。
呼びかけ:FoE Japan、福島老朽原発を考える会、プルトニウムなんていらないよ!東京など(調整中)
※27日(金)18時から官邸前で、同趣旨の抗議行動があります。こちらは「再稼働反対!全国アクション」などが呼びかけです。
★参考★
【緊急事態】新設・原子力規制委員会に「原子力ムラ」の人選~国会議員に「同意しないで」と伝えよう!
https://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-5a71.html