【FoE現地報告会シリーズ5】インドネシア・チレボン石炭火力 ~「Dirty」ビジネスに抗う住民たち

化石燃料

現地報告会シリーズの詳細はこちら

◆発表資料
 杉浦成人(国際環境NGO FoE Japan)
   > インドネシア・チレボン石炭火力発電事業とは?
 メイキ・パエンドン氏(インドネシア環境フォーラム(WLAHI)西ジャワ)
   > チレボン拡張計画(2号機)の環境社会影響とコミュニティーの抵抗
 ドゥウィ・サウン氏(インドネシア環境フォーラム(WLAHI))
   > チレボン石炭火力発電所2号機 贈収賄事件について
◆チレボン住民の皆さんからの報告 関連動画
  損害をもたらす石炭―インドネシア・チレボン火力発電(字幕付)(2016年)

「突然2007年に工事が始まった。それで事業があることを知り、反対を始めた。」
「隣のおじちゃんが土地を売れと強要されてたんだ。」
「2号機ができたら、また沿岸の漁場が奪われる。」
――日本の官民が進めてきたインドネシア・ジャワ島の石炭火力発電事業に10年以上も反対の声をあげ続けてきた住民の皆さんがいます。昨年には、その事業をめぐって地元政治家と海外企業の汚職も発覚しました。

今回のセミナーでは、丸紅やJERA(東京電力と中部電力の合弁)が出資し、国際協力銀行(JBIC/ジェイビック)や三菱UFJ、三井住友、みずほ銀行が融資を続ける「チレボン石炭火力発電所」の問題を取り上げます。

現地とオンラインで繋ぎ、なぜ長年反対を続けているのか、その理由・思いをチレボンの住民の皆さん、そして現地NGOの皆さんに直接報告していただきます。ぜひご参加ください。

日 時2020年7月16日(木) 19:00~21:00
参加費無料
申込み前日15日の16:00までに、以下からお申込みください。
> 申込みフォーム
※オンライン会議システムのzoomを使います。
※マイク・スピーカー機能のついたPCもしくはスマホ、タブレットが必要です。
※前日15日の18:00までに、メールにてzoom会議参加用のリンクと説明をお送りします。
問合せ>国際環境NGO FoE Japan(担当:波多江)
E-mail: hatae@foejapan.org
電話: 03-6909-5983/ファックス: 03-6909-5986
共 催国際環境NGO FoE Japan、「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、気候ネットワーク、メコン・ウォッチ、Fair Finance Guide Japan
プログラム1.開催趣旨(5分)
2.チレボン石炭火力発電事業の概要と日本の関わり (10分)
3.現地NGOからの報告1:環境社会影響(20分/逐次訳含む)
3.現地NGOからの報告2:汚職事件(15分/逐次訳含む)
4.質疑応答(10分)
5.チレボン住民の皆さんからの報告(25分/逐次訳含む)
6.質疑応答(30分)

関連サイト

チレボン石炭火力発電事業・拡張計画について 
・「JBICの石炭発電融資にNo!」プログラムについて
 >https://sekitan.jp/jbic/

※ インドネシア・西ジャワ州チレボン石炭火力発電事業
1号機は、丸紅(32.5%)、韓国中部電力(27.5%)、Samtan(20%)、Indika Energy(20%)の出資するチレボン・エレクトリック・パワー社(CEP)がインドネシア国有電力会社(PLN)との間で30 年にわたる電力売買契約(PPA)を締結。総事業費は約8.5億米ドルで、融資総額5.95億ドルのうちJBICが2.14億ドルを融資した。2012年に商業運転が開始されている。
2号機は、丸紅(35%)、JERA(10%)、Samtan(20%)、Komipo(10%)、IMECO(18.75%)、Indika Energy(6.25%)の出資するチレボン・エナジー・プラサラナ社(CEPR)がPLNとの間で25年にわたるPPAを締結。総事業費は約22億米ドルにのぼり、うち8割程度について、JBIC、韓国輸銀、日本・オランダの民間銀行団(三菱UFJ、三井住友、みずほ、ING)が融資を供与する(JBICはうち7.31億ドル)。現場では、アクセス道路の整備や土地造成作業などが終わり、本格的な工事が始まっている。2022年に運転開始見込み。

 

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