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【Fair Finance Guide Japanブリーフィングペーパー/FoE執筆協力】解決の見られない環境・社会・人権侵害~インドネシア:ソロワコ・ニッケル鉱山開発・精錬事業と闘い続ける地域コミュニティ

日本が出資およびサプライチェーンを通じて50年にわたり深く関与してきたインドネシア南スラウェシ州のソロワコ・ニッケル鉱山開発・精錬事業の現場では、これまで多くの環境・社会・人権問題が起きてきました。その影響を受けてきた地域コミュニティは脅迫や嫌がらせなどに直面しながらも、その都度、問題の解決を求めて声を上げ続けています。
しかし、事業者であるPT Vale Indonesia(PTVI)の各問題への対応は、極めて遅々としたものです。採掘・精錬事業は継続され、採掘地域の拡張も進められている中、結果として、既存の課題が解決されないまま新たな問題が発生し、課題が山積しているのが現状です。外部からの指摘がなければ、問題は対処されることなく葬り去られてしまうことも多いため、地域コミュニティの闘いもいまだに終わりが見えていません。
こうした現場で絶え間なく続く以下に示した環境・社会・人権問題の実態と、闘い続ける地域コミュニティの状況、さらにPTVIの問題解決能力の欠如や国際規範への継続的な違反についてまとめたブリーフィングペーパーが、4月27日にFair Finance Guide Japanより発行されました。
(1) タナマリア鉱区周辺地域での環境・社会・人権問題
●地域コミュニティとの適切かつ有意義な協議の欠如
●抗議する農家らの声を抑制しようとする動きと市民社会スペース縮小の懸念
(2) 重油パイプラインの破損による油流出
●重油流出による環境汚染とコミュニティの生活・安全への脅威
●農家への甚大な経済的被害と迅速かつ適切な対処の欠如
(3) 水力発電目的の水位調整のためにつづく湖畔の水田への被害
(4) 鉱山及び精錬所周辺における河川等での重金属汚染
同ペーパーでは、PTVIの出資者でありソロワコから原料調達も行っている住友金属鉱山の責任、またPTVIの親会社であるVale(ブラジル)の出資者である三井物産の責任、さらに両社への投融資に関与する金融機関の責任についても指摘しています。本ペーパーの執筆にはFoE Japanも協力しています。ぜひご一読ください。
▼詳しくはこちらのFiar Finance Guide Japanのホームページをご覧ください。