緊急報告:むつ中間貯蔵施設・住民説明会で異論続々「下北半島を核のごみ捨て場にしてはいけない」

福島支援と脱原発2024.7.11

>阪上武さん資料 資料1 資料2

青森県むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設(リサイクル燃料備蓄センター)について、7月第一週に青森県各地で説明会が行われました。
住民からは、搬出先が不明であることに対する懸念、核燃料サイクルへの疑問、津波や地震、キャスクの健全性、設計寿命など安全性への疑問など、反対や疑問の声が相次ぎました。

RFSは、今年夏にも運用が開始され、東電柏崎刈羽原発(新潟県)から最初の使用済み燃料の搬入が行われる予定となっています。
柏崎刈羽原発7号機の使用済み燃料保管プールの貯蔵率は97%にも達しています。
福島第一原発事故を起こした東電の原発である柏崎刈羽原発の再稼働は、ある意味、一連の原発回帰政策の総仕上げともいうべきものですが、地元の柏崎市の桜井市長は「6,7号機のプールの貯蔵率を80%以下にすること」を同意の条件としています。
すなわち、柏崎刈羽原発を動かすために、事業者はRFSの稼働を急いでいるともいえます。

このたび、原子力規制を監視する市民の会の阪上武さんに、異論が続出した青森での住民説明会の状況を中心にご報告いただきます。

日時:2024年7月10日(水)15:30~16:30
オンライン会議システムZoomミーティング形式
ゲスト:阪上武さん(原子力規制を監視する市民の会)
    栗橋伸夫さん(核の中間貯蔵はいらない!下北の会)
    伊藤和子さん(核のゴミから未来を守る青森県民の会)

オンライン会議システムzoomを利用>申し込みはこちら
参加費無料、ご寄付歓迎>https://foejapan.org/get-involved/

原発のない未来を考えていくため、連続オンライントークを開催中です。過去のオンライントークの資料やアーカイブ映像は以下からご覧いただけます。

第1回 能登半島地震からの警告

2024年3月28日(木)14:00~15:30

「穴だらけの原子力防災」の意味すること…満田夏花/FoE Japan
全国で常習化 活断層の過小評価…阪上武さん/原子力規制を監視する市民の会

第2回 ドイツの脱原発とエネルギーシフトの現在地

2024年4月5日(金)15:00~16:30  吉田明子/FoE Japan

第3回 廃炉と復興の現実を見つめる

2024年4月10日(水)14:00~15:30 ゲスト:山川剛史さん/東京新聞編集委員

第4回 どう伝えていくか~「福島ぽかぽかプロジェクト」で見えてきたこと

2024年4月16日(火)13:00~14:30 満田夏花、矢野恵理子/FoE Japan

第5回 危険は地域に、ツケは未来に~柏崎刈羽原発から考える原発の無責任構造

日時:2024年4月22日(月)16:30~18:00
ゲスト:菅波完さん(高木仁三郎市民科学基金事務局長)

第6回 原発回帰してはいけない、これだけの理由

日時:2024年4月25日(木)20:00~21:30 吉田明子/満田夏花/轟木典子 (FoE Japan)

第7回 核のごみ「文献調査」が地域にもたらすものとは? 佐賀からの報告

日時:2024年5月29日(水)15:00~16:30

ゲスト:石丸初美さん(玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会)
    牧瀬昭子さん(鳥栖市会議員)

※「核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会」が署名「青森県むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設の操業反対」を呼びかけています。ぜひご協力ください。
https://chng.it/N9KCzq8Y4n
紙版 https://x.gd/ZhKdd

 

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