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現地レポート
春の緑化活動に向け準備はじまる ~活動地からの報告・第1回~
二十四節気の一つの清明節(4月4日)は、凍っていた地面が融けて農作業を始める目安となっています。私たちの緑化活動も、昨年秋にほぼ決めていた計画が動き始めます。
私は3月15日現地入りしました。直前11日の地震の被害の大きさを見て例年通りの現地行きをためらいはしましたが、ここで行かなければこの一年の計画が狂ってしまうので、予定通り出発しました。
現地の新聞でも大きな記事に |
現地のテレビは24時間放映され、刻々判明する津波被害、次第に大きくなる原発損傷ニュースなどとともに中国から派遣された緊急救援隊が活動を始めた様子などが繰り返されています。
日本のテレビも主な情報源ですが、中国放送関係者の現地レポートも三陸海岸の被害地から送られてきました。このところ報道の重点は放射能汚染、併せて中国の原発は大丈夫かに移っています。
こんななか、どの活動地でも会う人ごとに「家は大丈夫だった?」「誰々さんは大丈夫?」「緑化隊の皆さんもこちらに来ていればいいよ」、「奥さんを連れてくれば!」など心配いただきました。「一日も早く安心できるように願っています」、「がんばって緑を取り戻して日本に元気をあげたい」とのメッセージもありました。
ダチンノールを始め調査に出向いた緑化地は、まだまだ芽吹き前の茶一色の中、松だけが緑色に元気に輝いていました。
今年も厳しい寒さを乗り越え、元気に育っている松(ダチンノール村) |
次回は、活動地とその周辺の近況についてお伝えします。
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(内モンゴル・ホルチン砂漠から 成田正之)