【ウェビナー】脱炭素が脅かすインドネシアの天然林~現場からの報告~

 

地面がむき出しになっている伐採地(インドネシア・北ゴロンタロにて。FoE Japan撮影)

世界的にも貴重な生物多様性豊かな熱帯林が広がっているインドネシア。
その豊かな森が、現在、エネルギー産業用造林(通称:HTE)により失われようとしています。
この背景の1つに、「脱炭素」を名目とした木質ペレットなど森林由来のバイオマス燃料の生産推進が挙げられます。
インドネシアは海外向けにバイオマス燃料を輸出しており、日本も主要な輸出国の一つです。インドネシアからの木質ペレット輸入量は急増しており、日本で再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)が始まった2012年は15トンでしたが、2024年は30万トン以上にも達しています(貿易統計より)。
また、FIT制度により日本においてバイオマス発電が促進されてきた側面が強く、私たちの電気料金がインドネシアの天然林を含めた森林の破壊に寄与してしまっているととらえることもできるでしょう。

今回のウェビナーでは、天然林の減少が今まさに起こっているインドネシアの最前線で活動しているNGOのスタッフをお招きし、インドネシアの現状や森林減少の問題をバイオマスの観点からお伺いします。
また、FoE Japanからは今年8月末~9月初旬にかけて現地NGOとともに実施した現地調査の結果をご報告します。
今回のウェビナーを通して、インドネシアの森林減少の現場の情報と日本の関与について紹介すると同時に、現状を受けて私たちはどのように対応すべきか皆様とともに考える機会にできたら幸いです。

日時2025年10月17日(金) 15:00~16:30 
形式オンライン(Zoomウェビナー)
※上記開始時間の5分前より入室可能
※インドネシア語から日本語の逐次通訳が入ります。
プログラム「脱炭素」がインドネシアの天然林に与えるインパクトとは?
講演概要:
インドネシアの現地NGOスタッフと現地調査を実施したFoE Japanのスタッフより、バイオマス燃料の需要拡大に伴うインドネシアの森林減少、および日本の関与の現状をお話しします。
登壇者:
・Anggi Putra Prayoga / Forest Watch Indonesia
・三柴 淳一 / FoE Japan
※質疑応答あり
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言語日本語、インドネシア語(逐次通訳あり)
参加費無料/ご寄付歓迎
主催・お問い合わせ国際環境NGO FoE Japan、Forest Watch Indonesia
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