【カナダNGO来日イベント】石炭火力より悪い? 北米の森を燃やす 仙台港のバイオマス発電 カナダからの現地報告(12/2)
「環境にやさしい」というイメージがあるバイオマス発電ですが、本当でしょうか?
実は、燃料の多くは、海外から輸入しています。
大規模な発電所を動かし続けるために、国内の森林からの間伐材では到底足りないからです。燃料となる木質ペレットはカナダからも。現地の豊かな森が伐採されています。
苔むした森は、カリブー(トナカイの仲間)やクマなど数多くの野生生物が生息し、生物多様性の宝庫。木々や落ち葉、土壌には、たくさんの炭素が蓄えられています。
仙台港では2つの大きなバイオマス発電所が建設されています。一つはレノバなどが出資する仙台蒲生バイオマスで11月に運転開始予定。もう一つは、住友商事が出資する仙台港バイオマスパワーの発電所です。
このたび、カナダの森林保護活動をしているミッシェル・コノリーさん、資源政策アナリストのベン・パーフィットさんが来日します。バイオマス発電について改めて考えてみませんか?
日時:2023年12月2日(土)14:00-16:00
会場:介護老人福祉施設「田子のまち」会議室
JR仙石線「福田町駅」下車 徒歩2分(宮城県仙台市宮城野区田子字富里153番)
参加費無料、事前申し込みは不要です。 当日直接会場へお越しください。
主催:仙台港の石炭火力発電所建設問題を考える会、Fridays for Future Sendai、地球・人間環境フォーラム、Mighty Earth、バイオマス産業社会ネットワーク、ウータン・森と生活を考える会、国際環境NGO FoE Japan
問い合わせ先:TEL: 03-6909-5983(FoE Japan)/ E-mail: event@gef.or.jp
ミシェル・コノリー(Michelle Connolly)
森林攪乱生態学者で、先住民コミュニティとともに野生生物と気候に配慮した森林施業の構築に取り組んでいる。空いた時間で、ブリティッシュ・コロンビア州北部の持続不可能な産業伐採と闘うボランティア主体の地域グループ、Conservation Northを運営している。
ベン・パーフィット(Ben Parfitt)
ビクトリア在住のジャーナリストで、社会・経済・環境正義に関する問題を扱う独立系無党派の研究機関 Canadian Center for Policy Alternativesの資源政策アナリスト。水、エネルギー、林業、気候変動に関して、BC州の新聞・雑誌、オンラインの媒体、全国メディアで数多く執筆してきた。森林に関する著作として以下がある。
”Forest Follies: Adventures and Misadventures in the Great Canadian Forest” “Forestopia: A Practical Guide to the New Forest Economy”