【オンライン報告会】規制委で何が? 「炉規法・運転期間の削除を容認」の一部始終(2/16)

原発2023.2.17

阪上武さん資料  >松久保肇さん資料  >Q&A 原発の運転期間の延長、ホントにいいの?

2月13日の原子力規制委員会の臨時会合で、運転期間の定め(原則40年ルール)を原子炉等規制法から外し、60年超運転を認めることを前提とした規制制度案が決定されました。

委員の一人、石渡明委員が最後まで反対意見を述べました。石渡委員は2月8日の委員会で、反対理由として、①今回の運転期間の制度改変は、何らかの科学的技術的な新知見があってそれに基づいての法改正ではない、②今回の原子炉等規制法の改正案は運転期間を落とすということ。安全側への改変と言えない、③鋭意審査をしても時間がかかる。審査をすればするほどより高経年化した炉を動かすことになるーーの3点を挙げました。
13日の臨時会合で、石渡委員はさらに、60年超の審査項目が白紙であることも指摘。また、山中委員長が「運転期間について規制委は意見を述べる事柄ではない」とする根拠として引き合いに出す令和2年の文書(「運転期間延長認可の審査と長期停止期間中の発電用原子炉施設の経年劣化との関係に関する見解」)は、当該部分が、当時の委員会内での議論に基づくものではなく、この文書を根拠に40年ルールをなくしていいという議論にはならないことをを指摘。

石渡委員は言いませんでしたが、当時の議事録からは、この部分は山中氏が発言し、事務局により文書に追加されたことなどが読み取れます。

急遽、明日、規制委における石渡委員の指摘およびそこから見えてきたことなどを中心に、zoomにて報告会を開くことにいたしました。ぜひご参加ください。

【オンライン報告会】規制委で何が? 「炉規法・運転期間の削除を容認」の一部始終
2023年2月16日18:30~20:00
お話し・解説:阪上武さん(原子力規制を監視する市民の会)
オンライン会議システムzoomを利用。以下からご登録ください。
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZ0ocuGppzwoGtIkX9lvnzLsF6Tz0OSgnt_W

主催:FoE Japan、原子力規制を監視する市民の会
問い合わせ:FoE Japan

 

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