オンラインセミナーシリーズ:バイオマス発電の持続可能性を問う-FIT制度への提言

再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の導入により、木質ペレット、PKS、パーム油などを使ったバイオマス発電事業がここ数年の間で急激に増えました。その多くは海外で生産された燃料に頼っています。バイオマス燃料の生産のために天然林が皆伐され、野生生物の生息地が脅かされるといった報告が生産国から相次いでいます。

そんな輸入バイオマスを利用した発電は本当に持続可能と言えるのでしょうか。本オンラインセミナーシリーズでは、国内・国外から専門家をゲストスピーカーとしてお招きし、バイオマス発電の持続性について考えます。

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第6回:EUの動向から考えるバイオマス発電の先行き

現在、欧州連合(EU)は再生可能エネルギー指令(EU-RED)の改訂作業に入っています。バイオマス発電については、もともと森林などのからの土地利用転換を伴って生産された燃料を除外するなどの持続可能性基準がもうけられていましたが、生物多様性への影響を最小限とすること、カスケード利用など基準が厳しくなる方向です。しかし、まだまだ大きな議論があります。

また、イギリスでは新規バイオマス発電の温室効果ガス排出量の上限を厳格化、オランダではバイオマス事業への新規補助金を一時停止するなど、バイオマス発電をとりまく状況は急激に変わっています。

この動きの背景には何があるのでしょうか?バイオマス発電の未来はどう変わるのでしょうか?EUのバイオマス政策の専門家をお呼びして、バイオマス発電の今後や日本への示唆について学びます。

ぜひ、ご参加ください。

日 時2021年10月12日(火)19:00~21:00
申込み本イベントは終了いたしました。
プログラム(予定、同時通訳有)1. 日本におけるバイオマス持続可能性をめぐる議論(満田夏花/FoE Japan)

2. EUのバイオマス政策:EU再生可能エネルギー指令(EU-RED)とイギリスのバイオマス政策(Luke Chamberlain氏/Partnership for Policy Integrity)

3. EUのバイオマス政策:オランダのバイオマス政策(Fenna Swart氏/Clean Air Committee)

4. コメント(泊みゆき氏/バイオマス産業社会ネットワーク)

5. 質疑応答
参加費無料 *寄付歓迎(こちらから)
主催国際環境NGO FoE Japan
共催バイオマス産業社会ネットワーク
協力プランテーション・ウォッチ、Fair Finance Guide Japan、地球・人間環境フォーラム
問合せ国際環境NGO FoE Japan
TEL: 03-6909-5983(info@foejapan.org)

【関連動画】


【関連資料】
レポート「バイオマス発電は環境にやさしいか? “カーボン・ニュートラルのまやかし”」
見解:バイオマス発電は「カーボン・ニュートラル(炭素中立)」ではない
「バイオマス発電をめぐる要請書 FIT法の目的である『環境負荷の低減』の実現を」
「バイオマス発電に関する共同提言」
何が問題? H.I.S.のパーム油発電Q&A
声明:FITバイオマス発電に温室効果ガス(GHG)排出評価を!――学識者ら276人

【資料コーナー】
◆第1回 「パーム油発電の真実〜HISは本当に事業を推し進めるのか?」>アーカイブ映像
 日時:2020年9月2日(水)19:00~21:00
・大規模バイオマス発電の問題点(FoE Japan 満田)>資料
・インドネシアのアブラヤシ農園問題(ワヒュー・ペルダナさん/WALHI – FoEインドネシア )>資料
・HISとパーム油発電事業(時任 晴央さん、山崎 睦子さん/Fridays for Future Sendai)>資料

◆第2回 「燃料生産の現場で何が起きているのか〜アメリカの事例から学ぶ」 >アーカイブ映像
 日時:2020年10月1日(水)19:30~21:30
・大規模バイオマス発電の問題点(満田夏花/FoE Japan)>資料
・木質ペレットバイオマスと気候緊急事態(リタ・フロスト/ドッグウッド・アライアンス)>資料
・木質ペレット施設のコミュニティへの影響(タンディ・テイラー/現地コミュニティのメンバー)>資料

◆第3回 「『バイオマス発電はカーボンニュートラル』は本当か」 >アーカイブ映像
 日時:2020年12月3日(木)19:30~21:30
・大規模バイオマス発電の問題点(満田夏花/FoE Japan)>資料
・バイオマス燃料の持続可能性とGHG排出(メアリー・ブース/Partnership for Policy Integrity)資料
・国際的な議論の流れ(ペグ・パット/Environmental Paper Network)>資料

◆第4回 「燃料生産の現場で何が起きているのか〜カナダの事例から学ぶ」
 日時:2021年1月24日(日)10:00~12:00
・大規模バイオマス発電の問題点(満田夏花/FoE Japan)>資料
・生産現場からの報告〜ペレットのために原生の雨林が伐採される?バイオマスの脅威(ミッシェル・コノリー/Conservation North)>資料
・生産現場からの報告〜森を燃やし、気候危機の悪化を招く:ブリティッシュコロンビア州からの木質ペレット輸出(テーガン・ハンセン/Stand.earth)>資料
・バイオマス発電用燃料をめぐる日本の商社の動向(ロジャー・スミス/Mighty Earth)>資料

◆第5回 「石炭混焼」>アーカイブ映像
日時:2021年5月18日(火)13:00~15:00
・大規模バイオマス発電の問題点(満田夏花/FoE Japan)>資料
・石炭火力へのバイオマス混焼の問題点(桃井貴子/気候ネットワーク東京事務所長)>資料
・国際炭素勘定の抜け穴(小野寺ゆうり/FoE Japan)>資料
・声明「バイオマス混焼の石炭火力発電の増加に強い懸念」について(小松原和恵/FoE Japan)>資料

◆第6回 「EUの動向から考えるバイオマス発電の先行き」>アーカイブ映像
日時:2021年10月12日(火)19:00~21:00
・日本におけるバイオマス持続可能性をめぐる議論(満田夏花/FoE Japan)>資料
・EUのバイオマス政策:EU再生可能エネルギー指令(EU-RED)とイギリスのバイオマス政策(Luke Chamberlain氏/Partnership for Policy Integrity)>資料

 

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