福島ぽかぽかプロジェクト
第2期 ご支援へのお礼と活動報告
このたびは「ぽかぽかプロジェクト」にあたたかいご寄付をいただき、誠にありがとうございました。
おかげさまで、5月第2週から6月末日までに、延べ140組678人
にご利用いただき、第2期を無事に終了いたしました。
また夏休み企画として、「南房総青少年キャンプ」とのコラボ企画、
「千葉県南房総の海と里山で遊ぼう」を8月20~23日、25名の福島
の子どもたちの参加を得て実施しました。
土湯での保養も9月末より再開の予定です。>第3期要項はこちら
みなさまからの引き続きのご指導、そしてあたたかいご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
■セミナー・講演会の開催
第2期では対象地域を福島市・伊達市・伊達郡に拡大し、セミナー等を実施しました。第1期に対象地域外だった保護者の方から、「家は木造平屋建てで線量の高さが気になっていて利用したいと思っていた。今回は利用できて嬉しい」などのお声をいただきました。
4月8日 セミナーシリーズ①
「みんなで学ぼう!やさしい内部被ばくと健康管理」
4月21日 セミナーシリーズ②
「みんなで学ぼう!どうなる? 放射能被害の支援」
5月13日 セミナーシリーズ③
「みんなで学ぼう!放射能影響と健康管理ティルマン・ラフ医師を迎えて」
このほか、チェルノブイリ法制定の立役者であるアレクサンドル・ヴェリキン氏講演会(5月18日)、原爆被曝者の医療・労働者被曝・低線量被ばくの問題に長く関わってこられた村田三郎医師講演会(6月3日)もご案内し、小さなお子さまを預けることができない方のご参加についてなど検討・改善すべき点も浮かんできましたが、情報提供や勉強できる機会の提供はありがたいとのお声を多くいただき、総じて好評でした。
なかには、「事故から時間が経って気持ちも緩んでくることもあり、情報の提供を繰り返し続けてほしい」というご意見もあり、見えないものに向き合っていく難しさを私たちも痛感し、続けることの重要性を感じています。検討・改善すべき点は次期以降、よりよい形でできるよう努力してまいります。
■イベント、交流会、食材について
【ぽかぽかイベント】
第1期同様に一部旅館においてのみの実施となりましたが、ご参加の皆さまに温泉とともにイベントも楽しんでいただきました。また、座談会を発展させ夕食時などに交流会を行って、参加者の皆さまの不安や疑問、抱えている思いなどをスタッフも含めて共有することができました。
〇5月12~13日 鳥博士による「原発事故後の福島の鳥たち」&バードウォッチング
〇5月19日~20日 ソックモンキー作り&朝ヨガ
〇5月26日~27日 やって来ました!大阪のおばさん!
〇6月2日~3日 ハイキング
〇6月9日~10日 ハンドベル
〇6月16日~17日 おりがみと理科の実験教室
〇6月23日~24日 おりがみと理科の実験教室
〇6月30日~7月1日 やって来ました!大阪のおばさん!
【食材】
こちらで購入して送付した西日本や北海道のお野菜やお米のほかに、各地からの食材のご寄付もいただきました。宿泊中のお食事に使われる食材の一部ではありますが安全でおいしい食材の提供に、参加者のみなさまからも、旅館からも大好評でした。
■参加者の声
◇久しぶりに線量を気にせずのんびり過ごすことができました。ぜひ続けていただきたいです。
◇ありがとう、感謝していますという言葉しかありません。福島市まで手をさしのべてくださり本当に助かりました。中長期的にこのプロジェクトを続けてもらえればと思います。屋内プール教室も休会しています。線量が少なくなったと言ってもまだまだ福島市役所周辺は高いのです。
◇
全国の方が応援して下さる温かい気持ちがよく伝わりました。活動では他の参加者の方々とも交流でき情報交換ができました。子どもたちも活動がとても楽しかったと話しています。温泉も楽しめ、お食事もおいしく、お外で笑顔で遊ぶことができ、思い出に残る時間を過ごせました。ありがとうございました。
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第2期も無事にプロジェクトが実施でき、参加者の皆さまからも嬉しい喜びの声を多数いただけましたのは、ひとえに皆さまのご支援のおかげです。本当にありがとうございました。
また本プロジェクトには、ラッシュジャパン様、子どもサポート基金様より助成金をいただきました。
詳しくは別添収支報告書をご覧ください。
>第二期収支報告書[PDF]